20話 ページ20
.
結構言いますね、と安室さんに苦笑されるがその目はもっと言ってやれと訴えていた。それが伝わったのか伝わってないのか、五条は真顔で安室さんを見ていた。
「え、と……2人はどうゆう関係なの？」
「教師と生徒だよ」
「仕事っていうのは？」
「先生の手伝い的な」
「なんの手伝い？」
「それは「あ"ーめんどくせぇ」
コナン君の質問に適当に答えていたら五条が口をへの字に曲げてそんなことを言った。おい、口調戻ってるぞ。子供達ちょっとびびってるぞ。そりゃそうか急に性格変わったもんな。
「君らに言うことはなんもないワケ。この目隠しが気になるなら外してやるけど、それ以上は踏み込んでくるなよ？
特に金髪の髪と眼鏡の君、あまりAを疑うな。
疑うのは僕だけでいい」
「わーかっこいいー」
「え！僕かっこいい？惚れちゃう？てか早く行こう？」
「調子乗んな」
はっきりとした口調でそう言った五条は私の手首を掴んだ。少し調子のいいことを言えば、すぐ調子に乗る。そんな私たちを皆んなはポカン、と見ている。まだ五条に何を言われたのか理解していないようだ。
あ、そうだ、と五条は振り返る。
スルッと目隠しが外れた。
「「ぇ……」」
息が漏れたような声が聞こえた。空を閉じ込めたような目に釘付けになっている。ツンツンとした髪は降ろされ、そこには顔面国宝がいた。
「久しぶりに見たかも」
「どお？かっこいい？」
「顔だけ」
じゃ、そういうことなんでと私たちはポアロを出た。
これからは彼らと関わることは一切ないだろう。そう思っていた。
任務は至って簡単で、殺人現場の跡地みたいなとこの呪霊を祓うだけだった。…だったら急かさなくてもいいじゃないか。ハムサンド食べれなかったんだが。
ジト目で五条を見れば、鈍感と一言だけ言われた。なんで。
「流石犯罪都市、事件が絶えないねぇ」
「そーね。…それで、なんで私は此処に？」
「あれ、言ってなかったっけ？
今から此処に住むんだよ」
住む？ここで？この一軒家で？？？？
目の前にはお屋敷があって、それそれはとても凄いお屋敷だ。語彙力がないって？ならば私を育てたカテキョー(家庭教師)に言ってくれ。
それはともかく、なぜ私は此処に住まなければならない。いやいいけど！！……いやよくないわ！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2002人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まみこ(プロフ) - 面白かったです〜一気読みしてしまった！！無理しないでほしいですけど是非続編出してほしい！！ (2022年11月17日 15時) (
レス) @page50 id: 14aa4362dc (このIDを非表示/違反報告)
aaaa(プロフ) - すごくおもしろったです！！無理はしないで欲しいのですが、続編期待しちゃいます（ ; ; ）それくらい面白かったです！！！！！！ありがとうございました！！！！！ (2022年8月29日 21時) (レス) @page50 id: 37531683ef (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - Ｍizukiさん» コメントありがとうございます！！とっても嬉しいです😭✨最初から最後まで面白いと言っていただけるお話が書けてよかったです！！私もこの作品には愛着(笑)があるので、正直とても悩んでいます💭その時は読んでくださると光栄です🙏！！ (2022年8月14日 13時) (レス) id: befea80465 (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - 亜澄奏ｰAsukaｰさん» 2回もコメントありがとうございます！！😭スッキリとした完結ではなく、続きがあるような終わり方をしてみたかったのでそう言ってもらえて光栄です✨番外編はどうしようか悩んでます(笑)作った時には読んでくださると嬉しいです🥰 (2022年8月14日 13時) (レス) id: befea80465 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍizuki(プロフ) - 完結おめでとうございます(^○^)このお話は初期から見ていましたが、凄く面白かったです！続きが読みたいなー…なんて、でも本当に面白かったです！これからも応援しております❣️ (2022年8月14日 0時) (レス) @page50 id: e4dddfb1f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くせらや | 作成日時：2022年5月20日 19時
