幼馴染に騙されて呪術師になった限界オタク奇譚。【呪術廻戦】

9 オタク奇譚 ページ10

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虎杖くんと伏黒と一緒に、待ち合わせ場所の原宿で五条先生を待つ。




あの人…結局遅刻してくるんだよな。







「A、さんっていつから呪術師なの？」



「んー…中3の終わりくらいからかな。てかさん付けじゃなくていいよ？」



「じゃあAって呼ぶわ！俺も呼び捨てでいいからな！」



「わかった。よろしくね、虎杖」



「応！！」







虎杖は本当にただの良い奴。
身長は伏黒と同じくらいで、2人が並ぶとすっごい絵になるなぁ。まって私が霞んで見えてるんじゃないかなこれ。

てか虎杖と伏黒の会話ゲロ可愛いな……一生話しててほしい。なんならそこの空気になりたい。





「…A黙っちゃったけどなんかした？俺」



「気にするな。アレが通常運転だ」





駅の方から長身の黒づくめが歩いてくるのが見えた。あれ絶対五条先生じゃん。
私たちに気づくと、おまたせーと呑気な声で近付いてきた。




「おっ、制服間に合ったんだね」



「おうっピッタシ！でも2人とは微妙に違ぇんだな、パーカー付いてるし……Aのは、」



「ち、違うのほんとに！！五条先生と夏油先生が勝手にカスタムしたの！！こんなに短いのなんて希望してないし！」



「制服は希望出せばいじってもらえるからな」



「だから希望してないってば！伏黒の意地悪！！」






もういいし！！このむっつりスケベ！！！



私はレインボーの綿菓子やタピオカミルクティなどを買いに行ってくるという口実で3人から逃げた。オタクいじめてなにが楽しいんだ！！

あ、ここの店ヒ◯アカとコラボしてるじゃん最高。






「…伏黒、お前わかりやすいな」



「あ"？なにがだよ」



「恵きゅん小1から煩ってるから」



「はっ倒しますよ」



「「(否定しないんだ…)」」








ある程度アニメコラボの店を周り、皆んなのところへ戻る。
虎杖はポップコーンに2018のグラサンをしていて、とても目立っていた。原宿満喫してるなぁ、可愛い。


すると、私と同じ上の格好をした女の子がスカウトマンに詰め寄っていた。






「俺ら今からアレに話しかけんの？ちょっと恥ずかしいなぁ」



「オメェもだよ」



「虎杖〜ポップコーン1個貰うね、私の綿飴分けてあげるから」



「いいぜ！サンキュー！！」



「…俺も貰うぞA」



「ん、いいよ」







「おーいコッチコッチ」







私たちがシェアしてあってると、4人目の女の子がこちらに向かってきていた。アッ美人可愛い。

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