22 オタク奇譚 ページ23
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宿儺さんはそう言うと私に近づいてきた。
えまってお顔が近い無理イケメンアッいい匂いですね。
「貴様……呪霊に情けをかけているのか？同情しているのか？────くだらん、実にくだらん」
呪霊は負の感情から生まれるものだ。
しかし先のような呪霊は、人が死んだ時に生きたいと強く願い、呪いとして生まれたもの。とても稀なケースである。余程の未練があったのだろう。
────情け？情けなんかかけてない。
「私は、1番忘れたいような嫌な記憶を思い出させただけです。今のだって────もっと楽しい記憶はあった。
でも私はそれを思い出させなかった」
「違うな、思い出させるのが嫌だったんだろう？
幸せそうな奴を殺すほどの精神力を貴様が持ち合わせてないからな」
…ぐうの音もでない。
てかなんで私呪いの王に論破されてるんだろう。呪いの王は論破もできるのかな。
宿儺さんと話していると、壁に張り付いていた呪霊が治癒をし、ニタァと笑った。
「まあいい……貴様にも見せてやろう、本物の呪術というものを」
"領域展開 伏魔御廚子"
神社だろうか。不気味な雰囲気に鳥居が祀られていて、言葉では言い表すことができない領域。
やばいっ────と思ったが、何やら私は攻撃対象ではなかったらしい。
気付いた時には、呪霊が4枚におろされていた。
宿儺さんは3枚にするつもりだったらしく、弱いなと笑ってた。その笑顔私にもください。あ、指が回収されちゃった。
それにしてもどういう術式なんだろう。全く見えなかった。
「終わったぞ！！不愉快だ！！代わるのならさっさと代われ！！」
あぁ成る程。さっきの呪霊を祓うために代わったのね。
生得領域が閉じた理由もそれならわかる。
だけど……一向に代わる気配がない。
「…小僧？」
まさかの代われないとかある？
今呪いの王と2人きりとか全く嬉しくないイベント発生してるじゃん死ぬじゃん逃げたい。
……まじで虎杖戻らないじゃん。
「嘘だろ虎杖ふざけんな！！！代われないのかよふざけんなよ私のこと殺す気か？！！？」
「五月蝿いぞ小娘」
「小娘じゃないですAです！！」
「そうか、Aか……良い名を持ったな」
「きゅん」
いや「きゅん」じゃねぇよ馬鹿呪いの王になにときめいてんのよ！！逃げたい！！！でも足動かない！！詰んだ！！
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Kさん - 追記: 好きすぎて「ええやん！！」と叫んでしまって親に「煩い！とっとと寝ろ！」と怒られました....仕方ないだろぉ、最高なんだからこの小説、最高なんだから (7月11日 19時) (
レス) id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - めちゃ良い愛され具合.....もしかして小説書かれていますか？本を出版していらしやすか？めちゃ好きなので続き欲しいでやす!あと、受験生って同じですね。頑張りましょう (7月11日 19時) (レス) @page34 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
くさ - 制服、下はほぼ足なのに上は野薔薇ちゃんと一緒で長袖なの良いですね…！！この小説大好きです！「終わり」になってますがまだ書く予定があるなら更新無理なく頑張ってください！ (2022年12月27日 9時) (レス) @page32 id: 56aae56e91 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - うっうっうっう(ないてる)好きすぎて、でも虎杖が死んだってときは知ってるはずなのに泣いちゃって…好きですありがとうございますオタクとか最高すぎん????????更新応援してるぜ！がんばってくだせぇ! (2022年10月6日 7時) (レス) @page27 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - アオちゃんさん» コメントありがとうございますめためた嬉しいです🥺🫰🏻🫰🏻神だなんて…読んでくださる読者様が私にとって神様のような存在です😭頭が上がりません…！！続きを楽しみにしていただいてとっても嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年9月28日 21時) (レス) id: befea80465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くせらや | 作成日時：2022年8月26日 13時
