13話 ページ15
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スネイプ先生は次々とハリーに問題を出していく。
…いや、問題というより嫌がらせみたいだ。
授業を真面目に受けていない生徒が嫌いっていうよりも、"ハリー"が嫌いって感じがする。……先生に目をつけられるのは可哀想だな。
「ハーマイオニーが分かっていると思いますから、彼女に質問してみてはどうでしょうか」
真っ直ぐ前を見据えてそう言ったハリーに、思わず苦笑いが溢れる。
負けん気というか…流石というか……うん、グリフィンドールって感じだ。スネイプ先生に早速反論をしたのだから。
先生はそんなハリーにさらに顔を顰めて、座りなさいと言った。
まさか、最初の授業がこんな風になるとは……、と思っているとスネイプ先生は口を開いた。
「ミスター・セルウィン」
「先ほどの質問に答えなさい」
冷たい目が合って、呆然とする。
周りは僕の名前が呼ばれると、さっきまで騒がしかった地下牢が一瞬にして静まり返った。
…なんで、僕を指したのだろうか。
困惑して答えられずにいると、「ミスター・セルウィン、答えられないのかね？」と急かされる。……これは言うしかなさそうだ。
「……アスフォデルの球根の粉末に、ニガヨモギを煎じたものを加えると眠り薬となり、あまりに強力なため"生ける屍の水薬"と言われてます。
ベゾアール石はヤギの胃から取り出す石で、薬に対する解毒剤にもなります。
モンクスフードとウルフスベーンとの違いは呼び方が違うだけで同じ植物。他にもアコナイトとも呼ばれてますが、要はトリカブトの事です」
朝、予習しておいたことがここで役立つなんて思っていなかったが、やっておいて正解だった。
僕が淡々と答えているとき、スネイプ先生はじっと見ていた。居心地が悪くなって目を逸らすも、刺すような視線からは逃れられなかった。
「…よろしい。
諸君、何故今のをノートに書き写さない？」
ほっとため息をついたあと、ちらっとスナイプを盗み見た。
「…──っえ、」
一瞬、ほんの一瞬、彼の口元が上がったように見えた。
僕が答え終わった後、嬉しそうに口角が少し上がったような気がした。
Aは驚きのあまり、目を丸くしてスネイプを見るが、いつもの冷たい目に戻っていた。
「ポッター、君の無礼な態度で、グリフィンドールに一点減点」
……いや、そんなわけないか。
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すしを(プロフ) - 作者様受験合格おめでとうございます！ (2月7日 4時) (
レス) @page23 id: 83df5084ef (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - くせらやさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💖☺️ (2月4日 21時) (レス) id: f769238e4f (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - ベルモットさん» 文章の色気なんて…っ😭その言葉が浮かぶ貴方様の語彙力が素晴らしすぎます😭✨最高の褒め言葉ありがとうございます！！まだまだ未熟ですがこれからもっともっと頑張りたいです！コメントありがとうございます！！ (8月7日 17時) (レス) id: 7fb7a1a4ed (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - たきききさん» ほんっっっとに長い間放置してしまいごめんなさい🙏🙏🙏お待たせしましたお待たせしすぎました！！！これからも続きが気になるような作品にできるよう頑張ります！！コメントありがとうございます！！！ (8月7日 17時) (レス) id: 7fb7a1a4ed (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - せらぴーさん» うわあああありがとうございます😭🙏尊敬だなんて恐れ多いですがとてもとっても嬉しいです！！！更新が滞ってしまい大変申し訳ございません…！まじでめちゃくちゃモチベ爆上がりです😭✨ありがとうございます！ (8月7日 16時) (レス) id: 7fb7a1a4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くせらや | 作成日時：2023年3月3日 17時
