.+ﾟ174 Kazu ページ37
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赤い顔がさらに赤くなって、弱々しく下がった眉尻には
言葉にならないAの想いがそのまんま表れているように見えた。
色々といっぱいいっぱいになっている隙に
背中に手を滑らせてブラのホックを外すと
指で弾いただけなのにピンクのヒラヒラの布から柔らかそうな胸が勝手に溢れ出た。
すげぇ…
見る度にデカくなってんじゃねぇかなんて言ったらきっと怒るんだろうな。
こんなもんもう絶対に誰にも見せたくないし
誰にも触れさせたくない。
両手で下から持ち上げるように掬って
片方に顔を近づけた時
頭上から弱々しいAの声がした。
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｢……ｶｽﾞ、ぁの//｣
和｢…ん？｣
｢…ここで…その…するの？//｣
.
潤んだ瞳が恥ずかしそうに
遠慮がちに俺を見つめる。
和｢ベッドがいい？｣
｢…//｣
和｢狭いもんな｣
｢…、それもあるけどっ//｣
和｢…？｣
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｢…先輩に貰ったソファーだし･･･｣
｢なんとなく、恥ずかしい…///｣
.
.
そんなつもりは更々ないって分かっていても、気まずそうに逸れる目がやましい気持ちを隠してるように見えて。
蒸気が出そうなくらいピンク色をした頬と
“先輩”って動く唇。
さっきまで俺の色で染まってた所全部が
その言葉で一気にあの人に塗り替えられたような気がして
昼間無理やり飲み込んだ棘がまた、心臓をぶっ刺した。
この状況で…
こんな、無防備に胸突き出して俺に揉まれながら鳴いてるこの状況でさ
他の男の名前呼ぶってお前
相当バカじゃねぇの。
.
｢…だからあの//｣
和｢…｣
｢…カズ？｣
.
｢…ん！！//｣
ムカつくくらい艶っぽい唇に噛み付くようにキスをして
少し強引に舌をねじ込む。
怖気付くAの後頭部を右手で支えたら
長い髪が掌に張り付いて
自分の手汗の量に引いた。
余った左手で左胸をいつもより激しく掴んだら
｢…ふぅ…っ///｣
薄く開いた視界の先で苦しそうに俺を映すAの目が
かず、かずって
声の代わりに何度も訴えかけてるように見えて。
それだけで。
たったそれだけで。
刺さった棘ごと根っこからｷﾞｭｳ…って心臓掴まれたみたいに
身体が喜んでんの。
単純過ぎて
バカはどっちだよって
呆れるよな(笑)
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aracick5963(プロフ) - お疲れ様でした。ときには涙しながら、ときには微笑ましくおもいながら読ませていただきました。 何度も読み返してしまいます。大ちゃん先輩もいい味だしてましたね！また、少し時間を過ごした二人がみたいとおもいます。また、会えるのを楽しみに待ってます (2020年5月25日 13時) (
レス) id: bd8f65ce45 (このIDを非表示/違反報告)
@ - 和さんが描く2人の取り巻く雰囲気は唯一無二で、毎回拝読させていただく度に涙が溢れて止まらなくなってしまいます。私もこの作品とともに成長してきた読者の1人なので、このような物語展開は大号泣してしまいました。またこの2人の今後に期待して...。お疲れ様でした！ (2020年5月21日 3時) (レス) id: 1df0870349 (このIDを非表示/違反報告)
@ - 更新が止まってしまった際、ああもう読めなくなってしまうのかななんて悲しい気持ちを抱いたこともよそにふらりと覗きにくると更新がされていることにいつも感動をしておりました。今回もふらりと数年ぶりに立ち寄ったことで完結に立ち会うことができ、嬉しい限りです。 (2020年5月21日 3時) (レス) id: 1df0870349 (このIDを非表示/違反報告)
@ - 8年もの時間をかけて素敵な作品を完結してくださり、ありがとうございます。中学生で出会ったこの作品、今となっては私も20歳を超えてしまいました。間違いなく私の青春そのものです。更新通知が届く度にお話を覗きに来ていたこと、本当に懐かしく思います。 (2020年5月21日 3時) (レス) id: 1df0870349 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - お疲れ様でした。丁寧な描写と素敵な登場人物、更新されるたびにワクワクしながら拝見させていただいていました。いつか、その後の二人も短編集のような形でもよいので見れたらうれしいです。長い間、お疲れ様でした。完結おめでとうございます。 (2020年5月17日 7時) (レス) id: 5b47cf97cc (このIDを非表示/違反報告)
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