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〈相澤消太side〉
本当に肝が冷えた。
風雷が病院に運び込まれたって聞いた時は心底驚いたし、何より心配だった。
林間合宿を受け、雄英は全寮制をとることとした。
だから、俺とオールマイトさんとで生徒の親御さんに許可を取りに、家庭訪問をした。
そして、最後の家。
家と言っちゃあいるが、その実、学校だ。
ま、本人と親族がいるなら問題ないってことだ。
オールマイトさんには先に帰ってもらうことにした。
校門のインターホンを押す。
《御用件は？》
「雄英高校の相澤と申します。風雷Aさんとの面会の許可を頂けるでしょうか」
《承知致しました。少々お待ち下さい》
少しして、制服に身を包んだ青年が走ってくる。
「お待たせしました。風雷Aさんとの面会ですね？ご案内致します」
「宜しくお願いします」
青年についていく。
_______________
〈風雷Aside〉
病室のドアがノックされる。
「入れェ」
兄さんが許可を出すと、ドアが開く。
「こちらでございます。では私は失礼します」
「ありがとうございました」
部屋に入ってきたのは、イレイザーヘッドだった。
『お久しぶり…っスね』
「あぁ」
イレイザーヘッドが兄さんに顔を向ける。
兄さんが立ち上がって、軽く礼をした。
「初めまして、風雷Aさんの担任を務めております、相澤消太と申します」
「不死川実弥だァ」
イレイザーヘッドの片眉が軽く上がる。
だが気にしないことにしたのだろう、近くの椅子に掛けた。
「具合はどうだ」
『まぁまぁってとこっス』
「そうか。
今日の用件は、雄英の全寮制についてです」
「あァ。俺としては賛成だ。だがコイツの意思は尊重しようと思ってる」
「……風雷。お前は、どうだ」
少し俯く。
別に、雄英に愛着があるわけじゃない。
でもかと言って、この“校舎”に思い入れがあるわけでもない。
正直、雄英の奴らは嫌いじゃない。
でもやっぱり、鬼殺隊の皆と一緒にいたいとも思ってしまう。
……でも、ここで、甘えてしまっては、大事な場面でも、私は自分を甘やかしてしまいそうで怖い。
だから、敢えて選ぶなら
『私は、全寮制に賛成です』
「そうか。
……じゃあ、次の話に移らせてもらう」
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橙沼(プロフ) - 更新楽しみに待っています！ (3月12日 0時) (
レス) @page31 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - ミホさん» ありがとうございます！かなりゆっくりにはなりますが、また頑張ってみようと思います。待っててくださってありがとうございます！！ (9月18日 22時) (レス) id: 4ef44e5210 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - オタクの小５男子さん» ありがとうございます！ (9月18日 22時) (レス) id: 4ef44e5210 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ - オタクの小５男子さん» コメありがとうございます！たしかに、ちょっとキリヲ先輩意識してるかもですね……屠朽幻の漢字は、頑張って探してみて下さい。一つ言っておくと、あまり良い意味ではないです。 (9月18日 22時) (レス) @page30 id: 4ef44e5210 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - 更新待ってます！でも無理しないでください。 (9月7日 16時) (レス) @page29 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぐれ | 作成日時：2022年7月10日 21時
