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彩SIDE

やっぱり確かめに行こう。そう思い、私は音がした方へむかった。
重い脚を動かし、やっとの思いで近づくとそこには1枚の写真が落ちていた。しかもその写真は
小春とロバートのあの2ショットだった。

写真を手に取りビニール袋にしまった。でもなんで?ここに落として私に気づかせたかったとか。

ってことは、私のことをずっとつけてきて、なおかつこの写真を私に見せたかったということになる。この写真を落とした人まだ近くにいるかも、そう思いあたりをきょろきょろ見回してみたけどそんなような人はどこにもいなかった。

逃げられた・・・

アナウンス「ドイツ行きの飛行機〇〇○のーーーーー」

もう乗んなきゃ。急いで搭乗ゲートへ向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

で今怒られています。でもさ、みんなを連れて行きたかったんだよ。なのに、黒木君にあんなこと言われたし、気まずかったんだよ。

そう思うと私はみんなに心配される筋合いはないと思えた。

まぁ連絡はしなかったけど・・いやでも、私がみんなに連絡する必要があったか?

私だって子供じゃないんだよ。アメリカの夜は怖かったけど

「私だってみんなを連れて行きたかったよ。だけど黒木君にあんなこといわれて気まずかったの。連絡をしなかったのはあやまるけど私だって子供じゃないんだよ。もう前の幼い私じゃないの。それにみんなに言ったところで、どうせ来てくれなかったでしょ。だってkzはもう解散したんだから」

私の気持ちをみんなにぶつけてみた。だけど私はおっきな嘘をついてしまった。それは幼い私じゃないってとこ。私は時々幼い。

「今日はもうこの話はやめよう。アーヤだって帰ってきたばっかだし。」

黒木君がそういってくれて私はうれしかった。そういう思いをこめてにっこり微笑んだ。

みんながぞくぞくと自分の部屋に帰っていく。私も荷物をもって帰ろうとした。すると、後ろから
声がかかった。

「まってアーヤ」

後ろを振り返ると、そこには翼がなにか言いたげな顔をして立っていた。

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赤色リトマス紙 - ありがと (2021年3月28日 17時) (レス) id: 15040b8572 (このIDを非表示/違反報告)
青色リトマス紙 - 小説用メモをご覧ください。赤色リトマス紙 (2021年3月27日 10時) (レス) id: 1e603ecb86 (このIDを非表示/違反報告)
莉紗 - 冬馬さん» コメントありがとうございます。本当にうれしいです。これからも頑張ります。 (2021年2月13日 13時) (レス) id: 8192333466 (このIDを非表示/違反報告)
冬馬 - 恋愛的な意味でもミステリアスな意味でもドキドキが止まらないです!!更新待ってます!! (2021年2月13日 13時) (レス) id: 8f09db79aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リトマスズ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/kznituite/  
作成日時:2021年2月4日 16時

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