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「目を塞がれた時に、スマートでかっこよい人が私を襲ってきたんだ。思わず見とれちゃった。マスクをしていたからあんま顔見えなかったけど、すごいかっこよかった。」

うっとりした声で言う小春は本当に惚れていたんだと思う。でも、いくらかっこよくてもそんなことすることなんて…

「小春惚れちゃだめでしょう。誘拐して部屋に閉じ込めるなんて犯罪だよ。」

ツーツー
すると、電話が切れた。というか切られた。もう、なんかあったのかな。電話切るときぐらいさよならとか挨拶してくれればいいのに。
スマホをポケットにしまい、顔を上げるとみんなが呆然としていた。

「えっ何。どうしたの」

戸惑った声でいうと、みんなが我に返った顔で

「すっげー。あんなドイツ語しゃべるなんて」
「まぁドイツに留学してたんだし」
「そうだよな」
「あのしゃべり方どっかで聞いたような・・・」
「確かに」

あわっ。もうばれた。

「みんなが来た時に、小春と話してたでしょ。その時にメイドになってお茶菓子持ってきたの私だから。みんなきづかなかった?」

正直にはなすと、黒木君が意味ありげな笑みを顔に浮かべて私に近づいた。

「俺はわかってたよ。小6からの仲間だもんね。アーヤ」

甘い声で言われてびっくりした。いきなり、そんなこと。
って気づいてたの!だからあの時私に向かってありがとうって言ってくれたのかな。あの時のやり取りを思う出して私は微笑んだ。

あっ、小春のこと言わないと。

「あのね、この前の女の子わかる?小春ちゃん。その子誘拐されたっぽい。」
そういうとみんなの顔の表情が真剣な顔に変わった。
「今はアメリカのシカゴにいるみたいで、小春の彼氏がシカゴ大学にいるという連絡を受けてそこまで行ったんだけど、その時に目を塞がれたらしいの。今は、結構いい部屋にいるらしいんだけど。
その目を塞いだ人は、スマートでかっこよいひと。一応所持品はとられていないって。
みんなで小春を探しに行こうよ」

詳しく話すと、みんなは黙り込んだ。えっなんか変なこといった?私がそう思っていると
みんなは誰か言ってやれという顔になった。
そこで黒木君が、
「アーヤ、ほんとごめんね。探偵チームKZは______ 」

45→←あらすじ 



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赤色リトマス紙 - ありがと (2021年3月28日 17時) (レス) id: 15040b8572 (このIDを非表示/違反報告)
青色リトマス紙 - 小説用メモをご覧ください。赤色リトマス紙 (2021年3月27日 10時) (レス) id: 1e603ecb86 (このIDを非表示/違反報告)
莉紗 - 冬馬さん» コメントありがとうございます。本当にうれしいです。これからも頑張ります。 (2021年2月13日 13時) (レス) id: 8192333466 (このIDを非表示/違反報告)
冬馬 - 恋愛的な意味でもミステリアスな意味でもドキドキが止まらないです!!更新待ってます!! (2021年2月13日 13時) (レス) id: 8f09db79aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リトマスズ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/kznituite/  
作成日時:2021年2月4日 16時

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