看病 リク 太宰いずな様! ページ38
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『けほっ‥‥‥‥こほっこほっ‥‥‥‥』
朝起きてから体が怠い。
其れになんか内側から熱いし。
風邪ひいたかな‥‥‥‥‥‥‥
それとも 超造血期間 の発作の様な物か‥‥‥‥‥‥‥
何方にしろ トホホ なのに変わりはない。
重たい体を如何にか起き上がらせると、
見知らぬ家に居た。
『‥‥‥‥‥‥‥何処此処‥。』
カチャン )) 其の時部屋の扉が開いた。
「起きたようだね。」
『あ、太宰の家か。』
せいかーい♪ と云い乍ら私の横に来ると、
「え〜‥‥もう少しで終わりか〜‥‥‥」
終わり?何が終わりなの?
なんて思っていると後から中也も入って来た。
「お、起きたか。腹減ってねェか?」
『お腹減ってない。』
中也も私の隣に座る。
と、ぽんっと私の額に手を当てた。
「熱あんじゃねェか。」
『やっぱり‥‥‥‥‥』
「もう少しで超造血時間も終わるみてぇだな。」
終わりに熱が出ることがあるってのは本当だったのか。
「今日は寝とけ。」
「私達も何故か今日は休みだしね。」
森さんは熱が出るのを知っていたのかもしれない。
ボフンッ と後ろに倒れようとすると、
中也が手を入れて勢いを減らして、ゆっくりと寝せた。
うわぁ・・・・・・本当に紳士だ。
「其れはありがとな。」
急に重くなった瞼が私を眠りの世界に誘った。
―― ・ ―――――――― ・ ―――――――― ・ ――
『っは‥‥はぁ‥‥‥‥はぁ‥‥‥‥』
嫌な夢を見た。
何が怖いか、何があったのか、全く理解できない夢。
でも、一つだけわかる事。
【 苦しい 】
体中から嫌な汗が流れ出ていた。
喉がカラカラに乾いていて、寝台の横の机に置いてあるコップに手を伸ばす。
然し、手が小刻みに震えて掴むことができない。
掴んだと思ったら力が抜けてするりと抜け落ちてしまう。
其れを数分続けていると、部屋の扉が開いた。
手にお盆を持っている中也だった。
急いで此方に寄ってきて私の背中に手を回し、
支えながらもう片方の手で水を飲ます。
「熱上がってンじゃねェか。」
時間を掛けてコップに入っている水の半分を飲んだ。
先刻同様、ゆっくり寝かせると
私の額に手を乗せた。
何かが剥がれた感じがすると、
次は
『っ冷たいっ‥‥‥「「冷たくて当りめェだ。」
冷えピタを貼られた。
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月瀬ゆうめ(プロフ) - nirさん» 拒否権はないぜよ(笑)一寸書き直しとこ・・・・ 云うとしたら誰が云うんでしょうね〜 (2018年8月22日 11時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
nir(プロフ) - そのまま「拒否権はないぜよ」って読んでしまって笑った (2018年8月18日 21時) (レス) id: f5c5084d90 (このIDを非表示/違反報告)
楓歌 - わかったー、ゆうめって呼ぶね〜〜 (2018年8月17日 17時) (レス) id: 64f6769e17 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - 楓歌、良いよ〜♪好きなように呼んじゃって〜 (2018年8月17日 9時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - ひにゃたこさん» いや、何て寸劇をしてんだろうか。存分に吸われてくだしゃい!!!妄想の世界で!!! わかりますよその気持ち。世の変態さんは私の同士様なんではないだろうか・・・・つい先日変態と云う事を認めましたよ(笑) (2018年8月17日 9時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月瀬ゆうめ | 作成日時:2018年7月7日 11時