【名探偵コナン】兄が救済している様で。Part2

発作。 ページ28

事情聴取

流石に此処までキュラさんは一緒に入れない。

なんて心で吐き出しながら、この萩原研二という刑事さんに尋問という名の聴取を取られている。


事件の事？


とうにそっちの聴取は終わっている

じゃあなんの聴取だって？

そんなのねぇ…


「お兄さん、今何してるのかな？」


これだよコレ…結局兄様の事なんだよ！！！


『黙秘権…ですねぇ。』


うふふ、あはは…と両者譲らない。


何此の笑顔の攻防戦？？？


兄さま助けてー！！！貴方の後輩から虐められ(尋問されて)ます！！！と先にメールぶん投げてたけれど…何時気付くかなぁ？

今日は公安側の仕事なんだろうし…何ならキュラさんにもヘルプの連絡入れて置いたから、キュラさんから兄様にそろそろ連絡いってるんじゃないかなぁ…


そうであってくれ…本気で。


早くしてくれないかなぁ…じゃないとこの笑顔で殺される…何でって、そんなの…

『はぁ〜…(誰か助けてくれくださいッ)』



顔が良い(初恋の相手)！！！



近い、近いぞ？？？

幾ら机を挟んで居るからって、居るからって…！！！

『ふぅ…(惚れてまうやろぉぉおぉお！！！)』

尚顔には出ない様に必死で堪えてますよえぇ

「ハギ、聴取…まだ終わらねぇのか？」



天の助け…！！！でも相手が“松田陣平”！！！



「事件の聴取事態は終わってるって陣平ちゃん…唯、ちょーっと世間話をしてただけなんだ。」

ねぇAちゃん？

『えぇ…そ、そうですわね。』

うふふと笑っているが多分顔面蒼白じゃなかろうか？

兄の事がバレれば、恐らく零さん達にも迷惑…掛けるだろうし…

はぁ…と小さくため息を零しては今日の出来事を振り返ると…中々ハードである事が分かる。


胃が痛いなぁ


いやもうなんていうか…あのシンガーソングライターが姉さん…な訳でしょ？それに萩原刑事に松田刑事(兄様の後輩)ときて、トラウマと向き合ってイマココな訳で…。


『はぁ…』


思った以上に響き渡ったため息。


あれ？と思った時にはグッと息をするのも苦しくなる訳で…久しぶりの感覚に驚きと戸惑い、更には見た限り…薬がない事を把握してしまった。


萩原刑事は松田刑事と話していて、まだ気がついて…ない。



ダメだ



連絡先を確認して、兄に電話を発信させた。キュラさんでもよかったけれど…結局頼ってしまうのは、兄様なんだ…








その携帯を一番近い萩原刑事に渡して、薬がないとだけ…保っているだけで精一杯の意識の中伝えた。

戸惑い。→←約束。

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