【名探偵コナン】兄が救済している様で。

見附る。 ページ41

『え、な…え？』

どうなってるの？

混乱する私に、エンジェル準備は出来た？と軽くノックをしたベル様が入ってくる訳だが。

「…貴方、何時から此処に居たのかしら？」

スッと冷静に私の腕を引き後ろに隠すベル様に待ってッと声を掛けた。

思った以上に声が大きく、どうしたと駆けつけたらしい嘗てのウイスキートリオとキュラさんにコナン君だ。

「よぉガキンチョ…ひっさしぶりだなぁ！」

「え、おじさん！！？」

なんで居るの！？と告げるコナン君やルパンのやり取りをBGMに、思考していた。

何処から？

これが、ルパンじゃなかったら？

これが奴等(組織)なら…──？

なんて容易に置き換える事が出来てしまった。

「エンジェル…顔色。悪いわよ？」

大丈夫？と頬に触れるベル様の手の温もりに、意識が戻る。

『大丈夫、です。』

ちょっと予想外すぎて思考ぶっ飛びましたと零せば久々の再会にハグもなしかよ〜と少し拗ねた様子のルパン。

『御免ルパン…いや、嬉しいんだけど…今脳内が大混乱を極めてるの分かる？』

首を傾げればだぁよねぇ？と悪びれなく彼は言った。

「おーい…遅いぞおま、…は？ルパン三世？」

車を回してきたらしい兄貴がマジ？と目をぱちくりさせて零した。

分かる。私も今さっきまでそうだったから…

『ねぇルパン、不二子姉様達は？』

「一応日本には居るぜ？」

『あ、てことは最初から日本に居たわね？』

「…俺そんな事言ってねぇよ？」

『否、私の携帯の“機種変更”から既に日本にはいたわよね？』

じゃなかったら、兄様の車での移動中、ピンポイントな時間に連絡なんて取れないだろうし…第一私、電話番号も変えてたのよ？

「うふふふ…！正解正解だぁ〜い正解！！！」

それで盗聴器と携帯のGPSで此処が分かったのね？

冷静に告げればバッチグーよ？とまるで試すようにルパンは告げた。

「及第点って所だな…まず俺様が此処に辿り着いた時点でアウトな訳なんだがなぁ〜…」

『…移動中に携帯の電源落とせば良かった？』

まぁ、しょーゆー事だわ。と軽く告げた彼は情報は役立ってるか？と問いかけてくる。

『それに関したら勿論…。』

でもどうして何時も助けてくれるの？と何時かの質問を彼に再びこぼした。

「…あぁ、それなぁ？」

取り敢えずちゃんと話したいから色々下げさせてくれるよう頼んでくんない？と笑うルパンは降参ポーズをとっている。





周りを見渡したら私意外の皆が何かしらの武器を持ってたとか怖ぃ…

話題。→←訪問者。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す