夢と。 ページ33
小さい手。
小さい私が鏡に映っている。
そうか…これ、夢だよね…？
泣いた後だ。
触れる自分の頬に感覚はない。
夢だから当たり前だ────
音はない。
鏡の後ろに、私の後ろに立っているのは？
兄とは違う銀髪
兄とは違う目の色の…
『…お兄さんは、だぁれ？』
言葉に振り返って見上げたら銀髪が揺れた。
彼は、彼は…
「─────…？」
なんて言ったの？
私は、なんて返したっけ？
『…────？』
彼と一言二言、返した後におじい様が彼を連れて行ったんだ。
綺麗な髪の、おじい様が。
『有難う。』
お兄さん
またね…なんて笑えたのだろうか？
笑えたんだ。確か。
「下手くそに笑いやがって…」
あちらも不器用に笑ったのは知ってる。
──────────
「おはようエンジェル…よく眠れた？」
『おはようございます？』
あれ、なんで寝てた…ん、だっけ？
「Aさん、起きましたか？」
『ヒッ…』
「バーボン…貴方行成現れないの…」
エンジェルが驚いてるわよ？
「怯えられてるの間違いでは…？」
違うんだよ安室さん！！！！
貴方顔がいいのよ！？？分かります？！わかってます！！？？
『す、すみません…あの、顔がいい…無理。』
ミーハーで悪いかｯｯｯ顔がいいんだよな…秀一兄さんもそうだけど、顔がいいんだよな(大事な事)
「熱は無いようだな…？」
『ぉ…秀一兄さんｯｯｯ！！？』
顔がいいなその額に当てる手を早く離してくれｯｯｯ
マジで息止まった
「赤井、お前気配を消すな…」
赤安じゃん。
『…(いやいや冷静に何考えてんだ私。落ち着けマジで。)』
「Aさん！」
『こ、コナン君…ｯｯｯ』
「え！？ちょ、なんで泣くの？！」
「あらシルバーブレットはエンジェルのお気に入りなのね？」
「ちょ、おめぇからも何とかしてくれよ！？」
オロオロするコナン君可愛いかよ、はぁ？？？可愛いかよｯｯｯ(大事な事)
ベルモットさんは笑ってるし…なんか傍観してるし…はぁ、美人は何しても様になる…うん。
『落ち着いてきた…うん。』
感情の暴走が激しいけど、なんとか拭って謝罪を零した。
「良く眠れた？」
『うーん。眠れたけれど麻酔銃禁止ね？』
「え」
バレてないとでも思ったの？と笑ったのは仕方がない。
「な、なんの事カナァ？」
『誤魔化しても駄目だぞ工藤君…？』
「スミマセン。」
「ほー？」
「珍しいですねぇ」
「あらあら…」
組織組が居るの忘れてたわ。
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明里香(プロフ) - 設定に誤字がありました。「家計」ではなく、「家系」です。 (2020年1月18日 23時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
喜怒哀楽(プロフ) - 玲乃音さん» 玲乃音様コメント有難うございます！アウトドア派な兄とは真逆のインドア派であったが為の遭遇…知り合いだと最近思い出す妹ちゃんです…有難うございます！精進致します。 (2020年1月15日 20時) (レス) id: 65bce10cce (このIDを非表示/違反報告)
玲乃音(プロフ) - まさか……夢主達とジンは知り合い説…続き楽しみに待ってます (2020年1月15日 19時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
喜怒哀楽(プロフ) - ゆきなさん» ゆきな様コメント有難うございます！ (2020年1月15日 2時) (レス) id: 65bce10cce (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 泣けた (2020年1月15日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：喜怒哀楽は見切り発車
| 作成日時：2019年12月31日 0時
