【名探偵コナン】兄が救済している様で。

欺けない話。 ページ18

会場から避難すれば、Aさん！とコナン君達が駆け寄ってくる。

「警察は呼んであるか？」

「もう到着してるよ！」

それよりなんであんな無茶を！と告げるコナン君に君に言われたくないかなぁと返しておく。

『何も驚く程の事じゃないわ。』

何となく、嫌な予感はしてたから。

『目的も分かったし…』

「お前の命だなA。」

『だと思うけど…まだ何か足りないのよね？』

それに…

『小さな名探偵達を巻き込んじゃったのは配慮不足だったわ。』

怖い思いしたでしょ？

歩美ちゃん達の頭を撫でればお姉さんは大丈夫なの？！と心配されてしまう。

『大丈夫よ…こういった事には、慣れてるの。』

蘭ちゃん達や皆は避難して？

『勿論キリデちゃんとツナデ様も…』

御2人の事情は知っていますよ。

『私は怒りませんから大丈夫です…誰だってあんな脅しされたら従うしか無いんですから…』

真実を口にする事は容易い。

彼女達の実績に裏は無かったし態度に関してもそうだ。

「あんな、短時間で？」

『貴女方の“大事な人”が人質にされたら誰だってそうします。』

ツナデ様は旦那様を…そしてキリデちゃんはマネージャーさん…元より恋人さんを。

キリデちゃんのマネージャーさんはキリデちゃんになにかされると思ったからあぁいった行動に…

『今度はなんの蟠りもなく純粋なユニットを組みましょう？』

そう笑った私にキリデちゃんはずっと謝って…泣きじゃくり、ツナデ様も深く謝罪してくださる。

『御三方は心が綺麗ですから…私もその真実に付けて良かったわ。』

怪我も心配だから3人は一応病院に。

『兄様…』

蘭ちゃんや子供達は避難して居ないのをいい事に見送った私の肩を抱いた彼に視線を送れば、警護は勿論此方でしておくと言葉を貰った。

『有難う。』

「可愛い妹の為だからな…」

『堂々と明言しないでよ、まだ安室さん達聞いてるかもしれないし…』

と告げれば俺もうバラしたいッと慌てふためく兄様可愛いしなんなら言わせてお願いッと懇願されたら…

『いいけど兄様どんな立場なの？』

生きてるのは、知ってるのかしら？

「知ってるよ…で、俺の立場はオキャスバポジ的な？」

成程。と笑えばもういいか？と顔を出した緑川さんに普通に驚いて尻餅をついてしまった。

『吃驚した…！』

支えてくれた兄様は爆笑である。

「それで？Aお姉さんって何者なの？」

『コナン君…！！？』





情けない悲鳴を上げて兄様に抱きついたのは仕方ない。

知っていて知らない。→←ヤバイ奴等。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す