【名探偵コナン】兄が救済している様で。

胸騒ぎ。 ページ15

皆遊びに行くっていう彼等を見送り、ポアロに残ったのは神木誠(かみきまこと)さん事お兄ちゃんと緑川唯さん事諸伏景光さん…そしてコナン君と哀ちゃんだ。

あずにゃんはシフト上がり、代わりにほんとの初めましての安室さんと遭遇。

『あー…行きたくない。』

「Aさん？」

『だって、唯歌いたいだけなのに…なんでこうゴタゴタするの？』

意味わかんない！ジャパニーズクレイジー…と頭を抱えた。

安室さんなんて首を傾げているし…私の正体はサラッとコナン君が彼に話した様だ。

『警察に相談しようにも…(証拠不十分だしなぁ)』

「「え、Aさん…何かあるの？/んですか？」」

お兄ちゃん怖い…コナン君は分かるけどなんで分かるの？

『…恐らくなんだけど、最近嫌がらせがねぇ…』

いやぁ分かりやすいわと嫌われてる私に苦笑いである。

『何が悲しくて嫌われてるんだか…』

はぁ…。

それにしても

『何か悪い事したかしら…？』

サポートはしても邪魔はしない様に立ち回ってるのに…

「それやっかみじゃないか？」

『ぅえ？』

誠さん？と首を傾げればコンサートの出演辞めた方がいい！と言われる。

『駄目よ！もうチケット完売しているし…多分何だけど、これを降りたら何かとマスコミが“ドタキャンした”って報じそうじゃない？』

それに、向こうがその気なら…。

『正々堂々と“歌で負かして”やるわよ。』

いい笑顔で告げる私に誠さんは絶対行くからと告げる。

『誠さんが来てくれるだけで力になるわね…。』

頑張れる…魅せる演出頑張るからと笑ったのは仕方がない。

「でも、本当に問題ないの？」

哀ちゃんの言葉にそれなりの対策を話しておく。

『…まぁ、自分で持ち込んだ物以外は手をつけないようにしてるんだけど。』

罠は多いわねぇ…

『問題なのは…』

会場のスポットライトなんだよね…

「「スポットライト？/ですか…？」」

『新会場の癖に…ライトは旧式なのよ。』

少し古い、安全面じゃ正直不安なのよね？

ツナデさんもキリデちゃんも機材には疎いらしいけれど、素人でも一目瞭然なのよ…

『余り…疑いたくはないけれど、かと言って証拠もない。』

様子見って奴よね？

『兄様みたいに頭は良くないからなぁ…』

日焼け止めだけ多めに持っていかなきゃと零しながら本番に何も無い事を祈ってるとも告げる。

『唯のコンサートならいいんだけど…』





こういう“胸騒ぎ”は25年間で外れた試しがないのだと、兄にも言えない話だ。

全員集合とか聞いてない。→←裏がある。

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