カーニバル🎶な学校生活。 (ページ10)

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波乱の予感😨 ページ10

しめげんの2人は二階、私たち3人は三階に教室がある。

2人の教室の前を通って突き当たりの階段から上がる。

3人で、なんでうちら上やねん！階段しんどいだるい！！とか文句を言いながら上がっていると、

「あ、あの……！」

ん？と思って振り向くと、学年で可愛いと噂の女の子が。確か3組の子だった気が。

「何？俺たちになんか用？」

とうみがだるそうに返事をすると、

「いや、その、えっと、、し、閑也くんに話したいことがあって……！」

「えっ、俺？」

「うん… 後で話せないかな？」

ひょえ～、、！！！

話せないかな？って、こてんと首を傾げる女の子。

あざとー！可愛い～！！私には絶対無理やわ(笑)

「わかった、お昼休みでもいいかな？」

「うん！お昼休み、中庭で待ってるね！」

と、教室に戻って行った女の子。

女の子が戻ろうとしたときに、一瞬だけ私の方を見て、目が合った。

めっちゃわかりやすく睨まれたんやけど…… 怖！

そんなこと知る由もない2人は、呑気に

「しず、あの子と話したことあったの？」

「いや、それがないんだよね～、なんの用なんだろ？」

なんて話している。

お前ら鈍感か！絶対告白やんか！！リアコしずめっ！！！

え、付き合ったりしないよね……？

いくら可愛いからって、きっと女の子が一方的に恋心を抱いているだけで、面識はないはず。

そんな初対面の女の子と付き合うとかないよな？！

と、思考停止して階段の途中でまだ立ち止まったままの私。

「何してんだよA、チャイム鳴るぞ？」

『あ、ごめんごめん！』

うみに声をかけられ、慌てて階段を登った。

なんで私、1人でこんな不安になってるんやろ…

もうおかげさまでしずのことで頭がいっぱいや、、