カーニバル🎶な学校生活。

しめしずとの出会い 🌷 ページ1

you side



(うわぁ〜、東京怖っ 人多っっ
電車の路線迷路すぎんか？え、学校の最寄りの路線どれやねん、いや待って詰んだかも…泣)











今日から高校生。





そこそこお気に入りのブレザーにウキウキしながら袖を通して

朝がめっちゃ弱い私やけど、頑張って早起きをして準備して、早めに家を出た。





めっちゃ偉いやん？！まぁ慣れるまでの初めの方だけやろうけどな、、笑






　

親の都合で中学を卒業するタイミングで
大阪から東京に来た私は、
東京に友達は1人もおらんくって、
友達できるかな？てのも不安やったけど、
それよりも「電車通学」が不安でしかなかった。






まだ東京に引っ越して2週間ちょっと。







中学卒業のタイミングで買ってもらったスマホも、まだ不慣れで、、

乗換案内アプリと睨めっこ… 。





土地勘ないし人多いし頼れる人おらんし、、
通勤通学ラッシュの東京はこんなむずいんか……


受験で一度大阪から学校に行ったときとは行き方が違うから、もうわけわからへん泣









『も〜、全然わからへん！！！(泣)』










と思わず大きめの独り言を言いながら
乗り換えの駅の改札前で1人パニックになっていると、















「あの〜、、もしかして、迷ってます？」


「誰かと一緒に行く約束とかしてないなら、俺らと一緒に行きませんか？行き先一緒みたいですし」




　







と、同じ制服に身を包んだ男の子2人組が声をかけてくれた。



胸に付いたピンバッチからすると、同じ学年っぽい。








『すみません！ この春から東京に来たばっかりで迷ってしまって…
お言葉に甘えて、一緒に行ってもいいですか？』

　


「もちろん！ ってことは俺ら同い年だね〜
俺らも今日から高校生だから！！タメでいいよ？」


『わかった、ありがと』




「よし！じゃあー、電車もう来そうだから学校向かいながら自己紹介するか！！笑」






困ってた私に声をかけてくれた親切な2人組に連れられて電車に乗り込み、私たちは学校へ向かった。













(え、てか落ち着いてみたらこの2人めっちゃイケメンやん！
初日からイケメン2人と登校って、ただえさえ大阪から来てて関西弁目立ちそうやのに、更に目立ってまうやんか… いやでも2人が声かけてくれてなかったら学校辿り着いてへんかったしな…… 複雑。)












「電車も無事乗れたことだし、とりあえず自己紹介しよっか！笑」

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