＊ ページ17
『銃撃の訓練所…ですか？』
「あぁ、これからお邪魔させてもらうんだが良かったらキミもどうだ？」
『そうですね…。最近、行ってなかったし私も行きたいです！」
会議が終わり、上からの命令で赤井さんと行動することを言い渡された今、すっごく幸せです。
降谷の視線がチクチク刺さってるけどそんなの気にしない。
だって仕事ですから！
正当な理由を手に入れた今、降谷なんて敵じゃない。
『あ…』
「どうかしたのか？」
『私、今日は電車通勤でした…』
「問題ない。俺の車で行こう」
『え、そんな…赤井さんの車に乗せてもらうなんてとんでもない！』
「ん？それは困ったな。キミに俺の車に乗って案内して貰わないと場所が分からないんだが」
赤井さんの困った瞳に吸い込まれそうになる。
はぁ…イケメンってこういう時、罪ね。
観念して首を縦に降ると、後ろの方でなにやら同僚が騒ぎ始める。
「お、落ち着いてください降谷さん！そのボールペンどうする気ですか？！」
「これが落ち着いてられるか！やめろ…！離せ！」
部下に10人掛かりで押さえつけられる上司。
なにやってんだアイツ…。
『…行きましょう。赤井さん』
「いいのか？放っておいて」
『いつものことですよ。組織壊滅後からアイツは重役に置かれたんで、きっと暴れ足りないんでしょう』
「…なるほどな。やはり降谷くんは面白いな。それじゃ、銃撃の練習の後はディナーにでも洒落込むとしよう」
そう言って赤井さんが私の腕を掴むとグイッと引っ張られる。
え？私が赤井さんとディナーですか？
何この展開。
めちゃくちゃ嬉…
「ちょっと待て」
『…なんでしょうか？ゴリラサン』
「勤務時間外の接触は許可していない」
『プライベートは自由でしょ…』
「…お前、今日残業あるよな？」
『管理官の命令でなくなりましたよ？』
途端、ピキっと固まる降谷にまたもや騒ぎ始める部下達。
なにがしたいんだこの人達…。
『もう私行きますからね？』
そう言って赤井さんを会議室から引っ張り出した。
＊
＊
「なぁなぁ。神崎さんと赤井さんってお似合いじゃなかったか？」
「ばか…！おまっ…！降谷さんに聞こえたらどうするんだよ」
「え、降谷さんさっき出てったぜ。車の鍵握って」
「あ、あぁ…(察し)」
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明里香(プロフ) - 空回りの話、誤字がありました。「お箱だろ」ではなく、「十八番だろ」です。 (2021年2月22日 23時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 夢主が降谷君の事を勘違いするシーン、面白かったです^_^降谷君、策士だなぁと感じました！続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年12月9日 15時) (レス) id: fb97b4034b (このIDを非表示/違反報告)
星香(プロフ) - 坂竹会長さん» ありがとうございます(o^^o)はい！コナンの夢小説に限らずですがたくさん素敵な作品があると思います。私の作品もその１つになれたらなぁー…と笑更新地道にやっていきます！吐血大丈夫ですか？！ (2019年7月25日 13時) (レス) id: 3c957dd699 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 面白いです!久々にコナンの夢小説見に来たのですが、やっぱ燃えますね♪((更新頑張ってください!! 失礼しましｺﾞﾎｯ_ー¶#_ｽﾐﾏｾﾝ､ﾄｹﾂｼﾏｼﾀ (2019年7月24日 6時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
星香(プロフ) - あかりさん» あかりさんありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2019年7月19日 15時) (レス) id: 3c957dd699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星香 | 作成日時：2019年7月8日 20時
