検索窓
今日:7 hit、昨日:14 hit、合計:41,379 hit

02 ページ4

─────え、人倒れてる?



ていうか生きてます?



数分前の自分の判断を全力で後悔した。
どうすれば良いのこれ...



放置...したい。したいけど
只今真夜中。絶賛真夜中。街も微睡む時間帯。
つまり、私が見捨てたら他に助ける人はいない。




あー最高に最悪。




────近くによると強いお酒の匂いがした。





つまりは酔っ払い。てことは救急車呼んで後はお任せは出来ないみたい。



放置...して死なれたりしないよね?
低体温とか、車に轢かれたりだとか。



え、ムリ気分悪すぎる。


...



『あの、起きてください』
そして今すぐ立ち去って下さい


「んー」
んーじゃない起きろ



『起きて下さい!』
今すぐに



「...織田作??行く、な」
...織田作って誰ですか。どちら様ですか。
え、泣いてます?



この人泣くのが下手な子供みたい
そして私は子供も、泣いてる人も苦手だ。
だってどうすりゃいいのよ。




『私は織田作?さんではないです。
そしてここは道路です。道路
今すぐ起きて頂きたいんですけど』



「っ君は誰だ。」



起きて頂けたらしい。



『通行人です。家に帰ろうとしたらあなたが道
端にたおれて「うぷ」はい?」



「気持ち悪...」



『え、ちょっと嘘でしょ、ここで吐かないで下
さいよ!??』



「うぇぇっうぇ」




『ちょっえぇ??ダメ!』





...もういい。何も思い出したくはない。

03→←01



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (91 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
217人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:とと | 作成日時:2019年9月10日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。