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─────え、人倒れてる?
ていうか生きてます?
数分前の自分の判断を全力で後悔した。
どうすれば良いのこれ...
放置...したい。したいけど
只今真夜中。絶賛真夜中。街も微睡む時間帯。
つまり、私が見捨てたら他に助ける人はいない。
あー最高に最悪。
────近くによると強いお酒の匂いがした。
つまりは酔っ払い。てことは救急車呼んで後はお任せは出来ないみたい。
放置...して死なれたりしないよね?
低体温とか、車に轢かれたりだとか。
え、ムリ気分悪すぎる。
...
『あの、起きてください』
そして今すぐ立ち去って下さい
「んー」
んーじゃない起きろ
『起きて下さい!』
今すぐに
「...織田作??行く、な」
...織田作って誰ですか。どちら様ですか。
え、泣いてます?
この人泣くのが下手な子供みたい
そして私は子供も、泣いてる人も苦手だ。
だってどうすりゃいいのよ。
『私は織田作?さんではないです。
そしてここは道路です。道路
今すぐ起きて頂きたいんですけど』
「っ君は誰だ。」
起きて頂けたらしい。
『通行人です。家に帰ろうとしたらあなたが道
端にたおれて「うぷ」はい?」
「気持ち悪...」
『え、ちょっと嘘でしょ、ここで吐かないで下
さいよ!??』
「うぇぇっうぇ」
『ちょっえぇ??ダメ!』
...もういい。何も思い出したくはない。
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作者名:とと | 作成日時:2019年9月10日 19時