熱&喘息(2) ページ31
渋谷side
ピンポーン。ピンポーン。
とりあえず必要な処置道具だけバックに詰め込んで、ねぇちゃんの家に急いだ。
インターホン鳴らして、ドアを開けてくれた姉貴の顔はかなり火照っとって。
貴「すばっ、、るっ、、ゴホッ、、
ごめんね...また迷惑かけて、、、」
渋「迷惑とかちゃうって。
ほら、玄関寒いし、はよ寝室戻り。
吸入はしたん?」
貴「うんっ、、したよっ、。」
渋「そっか...まだしんどそうやな。
ちょっと先診察させて。」
姉貴の肩を支えながらベッドに寝かせて、持って来た鞄を開けて聴診器を出す。
服の下に聴診器を入れて、胸の音聴いたら、やっぱり喘息が悪化しとって...
とりあえず点滴入れよかな...
貴「私また仕事場に迷惑かけちゃった...」
渋「しゃーないやん。ねぇちゃん身体強くないねんから。
周りもわかってるやろ。」
貴「うん...でも後輩ちゃんから”先輩の穴埋めるの結構大変なんですよ”ってイヤミ言われちゃった、、、笑」
こんな時でも強がって、無理に笑って。
ほんま昔から姉貴はそうやった。
昔は俺も幼かったし、そんな姉貴に何も言ってやれへんかったけど...
渋「えぇねん。自分のペースで頑張れば。」
貴「すばるっ、、、」
渋「周りの奴らがいくらねぇちゃんのことわからへんくても、
俺はねぇちゃんのことちゃんとわかってるから。」
貴「グスッ、、ごめんねっ、、、
弟の前でこんな弱いとこ見せて、、、涙」
ホンマはもっと丈夫な体になって、思いっきりはたらきたいよな...
はぁ、、、俺姉貴のために医者になったのに、なんか力になれてるんやろか。
渋「ほら、手貸して。
相変わらずほっそいなぁ。ちゃんとメシ食ってるん?」
貴「ゴホッ、、すばるに言われたくないし笑」
渋「渋谷家は太らへん体質なんかな。笑」
その後、身体を支えながら吸入もして、点滴が終わるまで隣に座って色々話しとった。
.
貴「すばる、隣に布団敷いて寝たら?」
渋「えっ?俺は大丈夫やから。」
貴「だーめ。そんなクマつくって何言ってんの。
すばるは私の大事な弟なんだから。」
渋「じゃ、一緒に寝るかな〜〜。
なんか、久しぶりすぎて恥ずいねんけど...笑」
貴「いいじゃん。懐かしいでしょ^ ^」
はぁ、俺やっぱり姉貴のこと大好きやなぁ。
これからも、姉貴のことずっと助けられる弟でおりたいな。
ーENDー
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琴子(プロフ) - 今年もよろしくお願いします。了解しました。楽しみに作品お待ちしてます!お忙しいようでお身体大切にしてくださいね^^(返信不要です。) (2018年1月7日 23時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - こんにちは。先ほどボード入れました。お時間のある時に、お願いします。 (2017年12月31日 13時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
えりこ(プロフ) - リクエスト書いて頂いてありがとうございました。楽しく読ませていただきました。忙しそうですね、どうぞ、お体を大切に。 (2017年12月29日 18時) (レス) id: 8918fae8bd (このIDを非表示/違反報告)
田村麿 - リクエストをもうひとつお願いします一人暮らしのマンションの階段から落ちてしまい落ちてしまい脳出血を起こし心肺停止になっている所をお父さんが発見して助けるのはお願いしますしますお父さんは横山君がいいです (2017年12月25日 12時) (レス) id: 96e3eff0f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - リクエスをもう1つお願いしたいのですが、皮膚科でイボの治療の話でお願いします。主人公は大学生で先生は丸山君でお願いします。 (2017年12月25日 8時) (レス) id: 9800a56056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆみ | 作成日時:2017年11月28日 1時