今日、幼馴染みやめます。4【Yuta.T】 (ページ3)

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「あんた達何やってんの」

「ママー、Aがぶった！」

えーん！って泣き真似しながら、ポテチをベッドの下にそっと移動させた。

「A、暴力は駄目よ、暴力は」

「だって裕太がっ…」

そう言いながら俺の方を見ると、一瞬信じられない…って目をしてからものすごい形相で睨んできた。

Aに睨まれても怖くないし。むしろ大笑いしたのを堪えてる。からかうと反応が面白いんだって。

にんまり笑いながら、拳を掲げて暴力反対ーって言う。

「本当にもう、アンタ達は…仲良いんだか悪いんだか…」

「仲悪いわけないじゃん。仲良しだよなぁ、A」

実際、仲がいい。

俺たちは本当の兄弟みたいに、いつもぎゃーぎゃー言い合ってる。

「………」

「とにかく本当にうるさいから、ちょっと静かにしなさいよ？A、暴力は駄目だからね！」

ママが行ったのを見計らって、ポテチをかっ食らう。
それをAが見て絶句。うんうん、いいリアクションするなー。

「あんたさぁ…」

「んー？なにー？」

「いい加減にしてよ。疲れる」

「まぁ座れって。Aも食う？」

「食わない。降りてってば」

床に座ったAは、ぐったりした様子かと思いきや、俺の背中を結構な力で叩いてきた。