検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:124,732 hit

115【12/14 更新】 ページ25

「でもさぁ…」




「ん?」




「俺はやっぱり、Aと幼馴染で良かった」




今までの悩みとか、不安とか、全てを包み込んでくれるくらいの言葉に鼻の奥がツンとした。

裕太はきっゅっと目を細めると、優しげな眼差しで私を眺めてる。




「Aが居なかったら、今の俺はないのかもしれない」




「…大袈裟じゃん」




「かもね。まぁ結果論でしかないけどさ。でもこの十七年間幸せに生きてきたのは、隣にAが居てくれたお陰なんだなぁって思ってる」




「………」




嬉しいくせに、泣きそうなくせに、なんでもないふりをしながら膝を抱えた。




「あ、泣きそうになってんじゃーん」




隣にぴったりとくっ付きながら、潤んだ目を冷やかされる。
やめてよ、って顔を背けたら、寄り掛かってきた。全体重が乗って左半身が激重。




「A、泣き虫になったんじゃない?ここんとこ結構泣いてない?」




「誰のせいだ、バカ…」




「泣くほど俺のことが好きってことかぁ」




「…バカ」




「はは、バカだよ。俺、Aの前だと全然カッコつけれないし、すげーバカになる」




「バーカ」




「バーカが、好きだよ。に聞こえるんですが」




「…耳おかしいんじゃない?」




「あー、ぞくぞくする!」




「なんなの?裕太Mなの?」




「Aにはそうなのかも。他のヤツに言われたらカチンとくることも、Aに言われてもムカつかないんだよねぇ」




「ほんっとバカだわ…」




「バカな俺も好きなくせにー」

116→←114



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (189 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1203人がお気に入り
設定タグ:Kis-My-Ft2 , 玉森裕太 , 幼馴染み   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

七子[ななこ](プロフ) - よしさん» よしさん!遅くなりました汗。すっごく中途半端なんですが、一旦終わりにしてみました〜(^ω^)千ちゃんの出番も考えてますよ!お楽しみにしていて下さい☆彡 (2017年12月24日 12時) (レス) id: 77f7625ffe (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - 七子さん、二人のハッピーエンドがメチャメチャ嬉しい(*^^*)です。すごく幸せな気分。裕太目線での4章が安心して読めます。今までの気持ちの答え合わせしてるみたいでキュン。続きで甘々裕太も楽しみにしてます。千ちゃんの出番もあるかな? (2017年12月22日 23時) (レス) id: 78b351736a (このIDを非表示/違反報告)
七子[ななこ](プロフ) - よしさん» よしさん!ハッピーエンド、にしたいんですが千ちゃんが出てこれなくて……!どうしよう!と思いつつ、千ちゃん担当にはまたの機会に待ってもらおうかなぁとか考えたり笑。クリスマスにはいい感じになってるといいですねぇ(p_q)がんばります!ありがとうございました*゚ (2017年12月4日 10時) (レス) id: 77f7625ffe (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - 玉ちゃん☆幼馴染みのお話が大好きです。もう、切なくて、もどかしくて…。早く二人のハッピーエンドがみたいなぁ。今年のクリスマスには幸せな気持ちになれるかな?これからも楽しみにしてます (2017年12月4日 0時) (レス) id: 78b351736a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:七子 | 作成日時:2017年12月3日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。