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Riku side
｢...んん、......もうあさかぁ。｣
腕の中ですやすやと眠る壱馬を起こさないように、そろりとベッドを抜け出す。昨日はあれから可愛いおねだりを沢山聞いてあげて、とろとろになるまでたっぷりと甘やかした。その甲斐あってか今はもう、満足そうに穏やかな表情で眠ってる。
｢ふふ、かわい。｣
そっと顔にかかっていた髪をはらうと、ふにゃあと表情を緩ませ手に擦り寄ってくる壱馬。...起きたくねぇー。何この可愛いの。
｢ん...りく、さ...、｣
｢ごめんね起こしちゃった？まだ寝てていいよ。｣
そう言ってちゅっと音を立てて額にキスをしてやると、にへと笑ってまたすうすうと寝息を立て始めた。ほんと可愛い。マジで可愛い。ちょっと写真撮っていいかな...音立てないようにするからさ。
｢...よし、これでおっけ。さて、と。｣
無事フォルダを壱馬の寝顔でいっぱいにした後、キッチンで二人分の朝食を作り始める。今日は何にしようかなぁ...。
｢ん、スクランブルエッグとトースト、あとはサラダにしよ。｣
トースターをちらちら見つつ、フライパンに卵を落とすと、すぐにかき混ぜトロトロのスクランブルエッグを作っていく。まだ起きてくる気配がないからと、ついでにソーセージも焼いて。最後にサラダ用のレタスをちぎっていると、ぺたぺたと足音を立てて壱馬が起きてきた。
｢おはよう壱馬。よく寝れた？｣
｢...ぉはようございます......めっちゃねれました...。｣
｢それは良かった。ご飯出来たから顔洗っといで。｣
ぽわぽわしたまま洗面所へ歩いていく壱馬を見送ってから、食卓に作ったものを並べていると突然ぎゅっと後ろから抱きつかれた。
｢うわ、美味そう。｣
｢味見してないからあんまり期待しないでよ。...ていうか、さ。服は？｣
｢え？これじゃダメっすか？｣
｢下履いてないじゃんか。ズボンあったでしょ？｣
そう。起きてきた時からずっと気になってた。なんでTシャツと下着だけなんだろうって。しかも俺のやつだからワンピースみたいになってるんだよね。
｢だって陸さんの大っきいんすもん。俺じゃ裾引きずっちゃいますよ。｣
｢だからってその格好は色々ヤバいんだって。あ、こら捲るな...！｣
そんなあかんのかなこれ、なんて言いながら裾を捲ろうとするから慌てて押さえる。ったく、無自覚って怖い。
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にのみい(プロフ) - いつもお話楽しみにしていますーー！スリボで陸さん受けが読みたいですー！！ちなみになんですけどTwitterは浮上しないのでしょうか？🥺不快に感じてしまったらすみません💦 (2022年2月13日 20時) (
レス) id: 337b13da5d (このIDを非表示/違反報告)
彩美 - 陸さん出てるの嬉しいー！かずりく好きなので読めると嬉しいです。 (2021年4月9日 12時) (レス) id: 29e05ea114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shion | 作成日時：2021年3月1日 20時
