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Makoto side
｢ったく、何を突然不安になってんのか知らないっすけど。俺はこうやって世話すんの嫌いじゃないですよ？｣
｢うぇ...、でも、さっき、まこっちゃん怒ってた...。｣
｢あれは誰かさんが飛び乗ったからです。流石に腹の上はダメでしょ。｣
｢ごめん...。｣
ぽろぽろと零れ落ちていく涙を袖で拭う。家でハンカチなんて持ってるわけないし。
｢はい、もう泣かなーい。｣
｢んぶっ、ちょ、もうちょっと丁寧に拭いてよ...！｣
｢やです。さっきのマジ痛かったんすからね。｣
｢ごめんってば...っ、んぐっ！｣
ちょっとっていうか、結構雑に顔を拭いたあと。ぶつぶつ文句を言い始めた北人さんを風呂に放り込もうとして。何故か既に風呂に入った俺まで入ってる。いや、なんで？
｢俺もう入ったんだけどなぁ...。｣
｢いいじゃん、もう一回入ったってさぁ。｣
ぱちゃぱちゃと子どものように水面を叩きながら、ぐでぇと後ろにいる俺にもたれかかってくる北人さん。ほんと、やりたい放題だな。
｢おーもーいー。｣
｢何も聞こえないもーん。｣
｢都合のいい耳。いいっすよ、そっちがその気ならこうするまでっす。｣
そう言って、北人さんを抱きしめていた腕を脇腹の辺りに下ろし、思いきり擽った。
｢っぎゃｯ、ちょ、んふ、やめ...っ、んはははっ、｣
｢もうちょっと色気ある声出してくださいよ。ぎゃってなんすか、ぎゃって。｣
｢そ、んなこと、あははｯ、も、もうむり...っ、！｣
｢これに懲りたらもう飛び乗ったりしないこと。｣
絶対しない、しないからやめてと悶えながら叫ぶ北人さん。どーしよっかなぁ...。あ、そうだ。
｢北人さんからキスしてくれたらやめてあげますよ。｣
｢はっ、？なに、いって...、｣
｢ほら、早く。でないとやめませんよ？｣
｢んんっ、ちょ、もう...っ！する！するからやめて、！｣
素直に早くすればいいのに。息を切らしながら後ろを向こうとする北人さんを持ち上げて、向かい合わせに座らせる。
｢これならできますね。｣
｢っ、ほんとにしなきゃだめ...？｣
｢また擽りますよ。｣
｢ううっ。わかったよ...。目つぶっててよ。｣
すっと目を瞑ると、のろのろと近づいてくる気配。おっそ。
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にのみい(プロフ) - いつもお話楽しみにしていますーー！スリボで陸さん受けが読みたいですー！！ちなみになんですけどTwitterは浮上しないのでしょうか？🥺不快に感じてしまったらすみません💦 (2022年2月13日 20時) (
レス) id: 337b13da5d (このIDを非表示/違反報告)
彩美 - 陸さん出てるの嬉しいー！かずりく好きなので読めると嬉しいです。 (2021年4月9日 12時) (レス) id: 29e05ea114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shion | 作成日時：2021年3月1日 20時
