ぎゃああ!アニメ!福沢さんの笑顔!ヤバいマジでヤバいもう色々とヤバい! ページ12
とまあ私が脳内で発狂していると、敦君が何と、社長に頭を下げた。
「……」
社長が物凄い眼力で鏡花ちゃんを見つめる。
鏡花ちゃんは上目遣いで、更に口許を手で隠して見上げる。
「……」
そして、鏡花ちゃんはボソッと云った。
「お願いです……」
「採用」
「え!?」
「敦、面倒を見てやれ」
……谷崎君じゃないけど、社長のあんな顔初めて見た……。
「失礼します、お約束の書類を届けに参りました」
「ああ!ご苦労さまです」
と、其処に現れたのは箕浦さんと女性の刑事だった。
「この前部下が逮捕された箕浦くんじゃない」
「う」
うっわ、乱歩さん無神経。
「今日は別件だ、名探偵」
鏡花ちゃんは物珍しそうに箕浦さんを見る。私は鏡花ちゃんにポソッと耳打ちする。
『知り合いの刑事だよ。箕浦さん』
「……」
「その娘……此処の関係者か?」
箕浦さんが訊くと、敦君はしまった、という顔をする。滅茶苦茶判りやすいな、君。
「似た人相の手配書きが来ていた。元孤児の少女で凄腕の殺し屋とか……世も末だ」
私はさり気なく携帯を懐から出した。そして動画の準備。
「……おい?」
「あーとその娘はですね」
そして録音。
「話せば長いのですよ、えーと先ずはですねそもそもの始まりは僕がかつて政府の依頼でツチノコ探索の為に麦畑でコサックダンスしていた頃__」
『ぷっ、くく……』
私はもう堪え切れず、顔を背ける。すげぇ見切り発車。面白過ぎか!
更に社長の一言で私の笑いが加速する。
「私の孫娘だ」
『ぶふぉ!』
「お孫さん?」
「孫だ」
『ぶっ、ちょっ、ひい……!』
私はもう座り込んで、バシバシと隣にいる国木田さんの足を叩いた。
「痛っ、ちょっ、痛いわ!叩くな!」
プルプルと震え乍らやっとの事で上を見上げると、
「……」
「……」
「これは失礼」
『ぶっは!ひいい!無理、あは、ちょっ、あははは!』
私が真面に話せるようになったのは此れから数分後だった。
The・田舎!→←テストもう一日終わったけど、色んな意味で終わった。orz
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柳月俐蓮(プロフ) - ジイドと織田作生きてる!最高!ありがとうございます! (2023年2月17日 12時) (レス) @page21 id: ad2e4ffd8d (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 笑いすぎて死ぬかと思いました!才能がすごいですΣ(゚Д゚)私も学生(中)です。頑張ってください! (2020年5月21日 1時) (レス) id: 64807526c9 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - いつも楽しく見させていただいてます! これからも頑張ってください! (2020年5月15日 23時) (レス) id: a99910d722 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - 鏡の国のアリスさん» えっと、鏡の国のアリスさんの作品の方で、コメントさせて頂きます。これちょっと色々説明したいので……済みません。 (2019年9月24日 19時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
鏡の国のアリス - すいません、これ母のケータイです。私、今情緒不安定で、、、すいません、宣伝、お願いしても、いいですか?勝手なのは承知なんですけど。お友だちにもなりたいです…!本っっ当に、すいません!でも、今けっこーヤバイんです。 (2019年9月24日 19時) (レス) id: d49f1732dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作成日時:2019年6月15日 15時