七十一話 ページ27
それから、泣き止むとまた熱が上がり始めた。食欲も出ず、お粥さえ受け付けなかった。
オスマンが心配してくれたが、頭が働かないせいで会話が全然聞こえない。
オス:〜〜〜、〜〜〜〜〜〜?〜〜〜〜。〜〜〜〜
ほら、オスマンがまたお見舞いしてくれた。何か話しているけど、聞こえないや。
匂いからすると、お粥なのか?美味しそうな匂いがする。
ドアの方から音が聞こえる。しんぺい神が入ってきた。
しん:〜〜〜〜〜〜?〜〜〜〜〜。
オス:〜〜〜〜〜〜〜〜。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
しんぺい神が私の上半身を持ち上げて、口を開かせる。そこにオスマンがお粥を少しずつ入れる。
私は吐きそうになりながらお粥を飲み込んでいく。しんぺい神の手元にはビニール袋があった。私がいつ吐いてもいいと言うことだろうか。
お粥は三分の一まで減った。私は首を横に振り、口を閉じる。
オス:よかった、〜〜〜とお〜〜〜〜〜くれ〜め〜〜。
やっと聞こえるようになったが、まだ全然聞こえないや。
しんぺい神は検査などをしてから部屋を出ていった。残ったのは、オスマンだけになった。
オス:きこえ〜〜〜わから〜〜〜、〜〜〜なおっ〜〜〜、〜〜えとるか〜〜〜〜けど、
オスマンが何かいってる。でも、全然聞こえない。
「〜〜〜〜。」
言い終わったのか、椅子から立ち上がりそのまま部屋を出ていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
、 - オリフラ外したほうがいいですよ (2018年4月20日 20時) (
レス) id: 4302667575 (このIDを非表示/違反報告)
はら - ちゃんとオリジナルフラグを外して下さいねー (2018年4月19日 16時) (レス) id: dfc1704de2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しか猫 | 作成日時：2018年4月19日 16時
