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side Takuya
俺の父さんの父さん、つまり俺の父方の爺ちゃんが亡くなった時のお通夜の日に、親戚のおじさんから聞いた話。
ものすごく沢山の親戚が集まったにも関わらず、俺と同世代は1人もいなかった。
息がしづらくて、会場から少し抜けた。
ぶらついていると、爺ちゃんの兄弟のおじさんに出会った。
おじさんは、俺に聞いた。
「恭平くんと、上手くやってるか？」
俺は、「うん。」と答えた。
おじさんは、俺に迷いもなくこう聞いた。
「事件について、お母さんから話してもらったか？」
俺が１年半の間、ずっと気にしているある事件。
俺が小6の頃に起きた、ある事件。
「なにも。スマホで調べても、全部同じ事で。恭平くんのことは、なにもわからない。」
俺は、知りたかった。１年半もの間、探し続けた真実。
恭平くんが、どんな目にあわされたのか。
母さんは、きっと全てを知っている。でも、俺には話そうとしなかった。
それは、そうだろう。小学生の俺には、重すぎたんだろう。
「まだ、知りたいと思うか？」
おじさんは、聞いてきた。迷わず、
「知りたい。恭平くんの本当を。」
答えると、おじさんは、
「お母さんには、内緒だぞ？俺、止められてるから」
と、笑いながら言った。
この時の俺は、まだなにも知らなかった。
恭平くんの抱えているものが、どれほどのものなのか。
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もち(プロフ) - 設定とか、ストーリーの進み方とかめっちゃ好みです！更新楽しみに待ってますね！！！ (2022年4月6日 20時) (
レス) @page6 id: acdacc1966 (このIDを非表示/違反報告)
海音(プロフ) - 最初から読まさせて頂きました！更新お願い致します！ (2020年2月21日 0時) (レス) id: e6c32add0c (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - すっごく良いお話。更新頑張ってください!!!! (2019年8月6日 11時) (レス) id: 20fb14c53f (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - みんと。さん» え、めちゃんこ嬉しいです…泣 励みになりまくりますわ…。こらからも、ぜひよろしくお願いいたします。 (2019年1月21日 20時) (レス) id: ecdb636290 (このIDを非表示/違反報告)
みんと。(プロフ) - すごく切なくて 、少し読んだだけで感動してしまいました 。これからも影ながら応援させて頂きます 。お体に気をつけて 、更新頑張って下さい ！ (2019年1月21日 20時) (レス) id: 3ad5bf786f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2019年1月19日 17時
