桜、咲いたよ。〈原石.桃〉* (ページ3)

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森本「え、北斗これ誰？もしかして･･･」

松村「なわけないでしょ(笑)」

ジェシー「かっわいい～」

と慎太郎の一言に北斗のスマホを覗き込む4人。

興味はあるけど、台本覚えなきゃいけないからいいや。

田中「めっちゃ可愛いじゃん！」

髙地「可愛い～･･･どこかで見たことあるような･･･？」

松村「こーち」

森本「こーーち！」

田中「こーーーち！！」

ジェシー「こーーーーーち！！！」

髙地「もう！うるさいよ(笑)！！」

何か言いかけてたけど、誰も気にしてなかった。

流石髙地。

･･･でも、北斗っていつも1番に言ってたっけ？

ま、いっか。そんな日もある。

そう思ってまた台本に目を落とした。

森本「名前は？？」

松村「こっちが大空(そら)で、こっちが陽葵(ひまり)。」

田中「待って、双子ちゃん！？」

松村「らしいよ。」

ジェシー「そっくりだと思ったAHAHAHA(笑)」

皆がそんなに言うもんだから、気になっちゃうじゃん。

でも北斗のスマホだからなー･･･、

髙地「きょもー、今は台本置いてこっち見たら－？マジで可愛いから！！」

「見る！」

田中「こっちがそらでー、こっちがひまりー！」

松村「樹、知ったように言うな(笑)」

「可愛い！待って、今まで見た子供の中でいっちばん可愛い！！！」

想像以上の可愛さだった。

くしゃって笑った顔の大空くんと、泣いてたのかちょっと目がうるうるした陽葵ちゃん。

子供が出来たらこんなんだろうなあ、なんて想像してみたり。