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45話 ページ47

「鶴さん! って、何この空気」
そこに、鶴丸さんの様子を気にした
燭台切さんまでがやってきた。

私は気にせず繰り返す。
「離してって言ってるんです」
そして、今度は私が鶴丸さんを睨みつけた。
青い瞳には諦めと失望が映っていると思う。

それを察したのかするりと手を離された。
私は無言でチェーンに傷がついてないことを確認して、 まずその場にいた刀剣達を見つめた。

「まず、カッとなったとはいえ 初日の貴方達に対しての非礼 心から謝罪します。
また、私の逸話に関しては 私自身は主様に危害を加える気は一切ありませんし、刀として全力でお守りする所存です。 いざという時は
容赦なく切り捨てて構いません。」

そこまで言って鶴丸さんに向き直った。

「貴方にはお世話係として大変迷惑をかけました。嫌いな私が他所の貴方とはいえ、会話するのを見て気分が悪くなるのは最もです。
以後、貴方の視界には入らぬよう気をつけます。」
「ち、ちがっ‥」
否定の言葉を上げられたが
私は構うことなく続けた。
「主様は注意すると仰っていましたが、態度も改める必要はありません。
しかし、この手首に巻かれたモノだけは
見逃して下さい。人でいう友の証と言って渡してくれた、とても大事にしているモノなんです。 」

鶴丸さんの顔が 戸惑っているのは分かる。
でも、私は気にも留めなかった。

「あ、あの!Aさん、鶴さんの話を‥」

彼の後ろに立っている燭台切さんの声が聞こえるが、一度見限った私は自分が思う以上に
冷血だった。

「話すことなどもう無いでしょう。お世話係の任も解かれたことですし、これからは穏やかかつ不干渉な関係を私は鶴丸さんに求めます」

一言も発さない彼を冷たく見据えて
失礼します、とその場を後にした。

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杏子メロンパン(プロフ) - ありがとうございます。そう言って貰えてとても嬉しいです。 (2019年6月22日 19時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の0 - やべぇ・・・・・・やべぇ←私の好みにドンピシャだぜぇ・・・・・!(*´∇`*)更新ファイト!(*≧∀≦*) (2019年6月22日 18時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
アズマ - この物語の少しシリアスな感じが好きです!これから影ながら応援させていただきます! (2019年6月22日 15時) (レス) id: 13ba803884 (このIDを非表示/違反報告)
杏子メロンパン(プロフ) - そらまるさん» コメントありがとうございます。励みになります。 (2019年6月22日 5時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
そらまる(プロフ) - 面白いです(^^)更新楽しみにしています(^^) (2019年6月22日 1時) (レス) id: 01606349cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏子メロンパン | 作成日時:2019年6月20日 18時

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