13話 ページ15
遠くの方で小鳥のさえずりが聞こえる。
そして誰かの足音や話し声も。
その慌ただしい音が朝だということを示していた。
しかし、なかなか目が開かない。
いや、開けたくない。どうせならずっとこのまま眠っていたい。
…
「おい」
うるさい。なんなんだ。
私は今夢の世界にいるんだ。出直してください。
「おい、君！」
あー、うるさっ。 一体何なんだと 薄っすらと目を開けると 真っ白な人が見えた。
頭が全く働かず この状況に可笑しいと思うことも出来ない。
私はゆっくり起き上がり、目をパチパチさせた。 そして、今 目の前にいる人が夢でないことを理解する。
「‥？ 」
「俺は君のお世話係だからな。もうすぐ朝の集合で、その後に朝食だ。」
ため息を吐いた鶴丸さんに目をギュッとつぶり、私はコクンと頷いた。
お気づきだと思うが私は朝がとんでもなく弱かったらしい。
シャラシャラと廊下の天井についた鈴をセンター分けの前髪の方が鳴らした。
あくびを殺しながら、一段高いところに立つ主様を見つめる。
朝からあんなにハキハキと動いてすごいな、
まだ 私は脳が覚醒していない。コックリコックリしてる。
「皆おはよう。今日の出陣、遠征、内番のメンバーを発表するわ。それ以外の方々は非番です」
鈴の横に立った主様が第一部隊から発表していく。
「第一部隊は加州、乱、蛍丸、骨喰、鶴丸、そして最後にAね。 隊長は加州。
鶴丸、Aのサポートよろしくね」
「あぁ、任された。」
笑顔で返事をする彼に心底引いた。
何あの笑顔、別人かよ。
微塵も思ってないだろう‥
つい 心の中で皮肉が浮かぶ。
あ、まずい、鼻が変‥
「‥へくしっ！」
タイミング悪くクシャミが出てしまった。
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杏子メロンパン(プロフ) - ありがとうございます。そう言って貰えてとても嬉しいです。 (2019年6月22日 19時) (
レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の0 - やべぇ・・・・・・やべぇ←私の好みにドンピシャだぜぇ・・・・・！(*´∇｀*)更新ファイト！(*≧∀≦*) (2019年6月22日 18時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
アズマ - この物語の少しシリアスな感じが好きです！これから影ながら応援させていただきます！ (2019年6月22日 15時) (レス) id: 13ba803884 (このIDを非表示/違反報告)
杏子メロンパン(プロフ) - そらまるさん» コメントありがとうございます。励みになります。 (2019年6月22日 5時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
そらまる(プロフ) - 面白いです(^^)更新楽しみにしています(^^) (2019年6月22日 1時) (レス) id: 01606349cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏子メロンパン | 作成日時：2019年6月20日 18時
