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「平野？」
って不思議そうな顔してるほっくんと
「紫耀？」
ってじーこ
「…、ティラノ、いなくなっちゃった。」
ソファの枕に顔を埋めながら答える。
「え？どういうこと？」
ってじーこ
「連絡取れないの？」
ってほっくん
「…,LINE変わってるし、電話番号も変わってる。でもティラノには携帯番号教えてるから、もしかしたらかかってくるかなって。」
「え、行方不明とか？」
って慌てるじーこ
「ううん、そういうのじゃない」
「踊りに行った、ロサンゼルスに」
「え？」
ってたぶん理解できてないほっくん
京本くんはずっと黙って話聞いてる
「ティラノね、ダンス留学いった」
出来るだけ明るく話して、話を終わらせる
そのあとは、日付が変わる前に解散して、それぞれの家へ帰る。
まぁ京本くんとはご近所さんだから一緒に帰宅
「昼の電話って、さっきの平野の話？」
「あー、うん。なんか急に焦っちゃって」
「…、焦る？」
「わたし、なにも聞いてなかったの、誰も知らなくて。いつのまにかティラノいなかった。」
罪悪感が押し寄せてくる。
「…、お前が1番分かるんじゃない？平野の気持ち。誰にも言えない方も辛いだろ」
お前もあの時メンタルやられてたじゃんって京本くん
「…、全然気付かなかったの。ティラノがいなくなっちゃうこと、わかんなかった」
「隠してたんだろ、平野」
「学校で使ってるファイルから、写真が出てきて、裏に平野が、またねって書いてるやつ」
その瞬間、ハッとする
「あ、またね、か。」
「フッ、また会えるから、なんも言わなかったんじゃないの？平野」
「そういうこと？！」
インスタを開いて、まだティラノのアカウントがあることを確認して
@yodadayo
タイムズスクエアで撮った2ショットに
#またね
#またいつか踊ってるの見せてよ
#ふぁいと
ってストーリー載せた
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晴 - めちゃめちゃ良かったです所々涙してました。いちごミルクにつられてます (4月25日 22時) (
レス) @page42 id: 6e74d30808 (このIDを非表示/違反報告)
1004jhonly(プロフ) - 凄いです、、夜中4時まで一気読みしちゃいました、、 (2021年5月5日 2時) (レス) id: 9f81d7b8f3 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 一気に読んでしまいました｡とても面白くて涙腺崩壊しながらも読み続けてました。小説でこんなに泣いたのは始めてです。素敵な作品をありがとうございます！ (2021年1月17日 2時) (レス) id: f8b80cce37 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました。 (2020年7月31日 7時) (レス) id: 59109f0c35 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 夢中になり一気に読了しました。学生生活特有の恋のむずがゆさ、切なさ、そういったものに久しぶりに触れて昔に戻ったような気持ちになりました。そしてお話の中の京本くんに本当に恋したかのような気持ち…後遺症でプロローグ聞いたりいちごミルク飲んだりしてます。w (2020年7月31日 7時) (レス) id: 59109f0c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2020年5月9日 19時
