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「あのあと俺ら放心状態だったもん」
「しかも、北斗は最初から放心状態だったもんな」
っていうコーチの発言で俺も思い出す
「あ〜、Aに言っちゃったやつね」
「あぁ、思い出したくない思い出だわ」
って北斗が苦い顔でいう
「でもディズニーで、Aちゃん転校するって決めましたよ」
まさか無言で転校するとは思わなかったって平野
「え、お前知ってたの？転校するって」
「むしろ僕が転校迷ってるAちゃんの背中押しました」
って発言にみんなで食いつく
「そんな睨まないでください！！怖い！」
って平野
「なんで転校勧めたの？」
「出席日数足りなかったって言ってたよA」
って北斗
「そーなんですよ、前期はギリギリいけても後期は確実に留年でしたあのままだと」
「しかも、そのまま通ってたらAちゃんの、歌CMに使われてませんし」
ってドヤ顔平野
「まって、平野もおんなじタイミングで？」
あの時は近くの学校の制服着てたよなって思い出す
「そうです、おんなじ日に転校しました」
「あ、Aが載っけてた、踊るんだろ？」
確かストーリーで一度見た
「踊ってます踊ってます」
いや、度肝を抜かれた覚えがある、平野の踊りには
「向こうでのAってどんな感じ？」
気になってることを聞いてみた
「ん〜、あのまんまですよ」
って回答
「でも、締め切り前とかオーディション前は自信無くすタイプなんで、励ましたり」
「相談してくる時は、背中押してほしいって意味って捉えたんで、背中押したり」
「何にも考えてないようで、考えてる子って見せかけて、何にも考えてない子だなって」
「でもそれで傷つくこともあった。だから、転校を強引に背中押したけど、それでよかったのかなって思うことも多々あって」
「一時期まじでやばかったんですよ、俺ら」
「やばかったって？」
平野の顔が深刻だからこっちも重くなる
「…、まぁ、俺の仲間が学校辞めたり、Aちゃんの周りの友達もオーディション関係でゴタゴタが起きたり」
「そっからAちゃんまじで追い詰められちゃって、俺も俺でコンテストあってなかなか話せる時間が作れなくて、やっと落ち着いたのがAちゃんのオーディションの直前で」
「1次審査？の日に、寮からお見送りしたんですよ、Aちゃんのこと」
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晴 - めちゃめちゃ良かったです所々涙してました。いちごミルクにつられてます (4月25日 22時) (
レス) @page42 id: 6e74d30808 (このIDを非表示/違反報告)
1004jhonly(プロフ) - 凄いです、、夜中4時まで一気読みしちゃいました、、 (2021年5月5日 2時) (レス) id: 9f81d7b8f3 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 一気に読んでしまいました｡とても面白くて涙腺崩壊しながらも読み続けてました。小説でこんなに泣いたのは始めてです。素敵な作品をありがとうございます！ (2021年1月17日 2時) (レス) id: f8b80cce37 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました。 (2020年7月31日 7時) (レス) id: 59109f0c35 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 夢中になり一気に読了しました。学生生活特有の恋のむずがゆさ、切なさ、そういったものに久しぶりに触れて昔に戻ったような気持ちになりました。そしてお話の中の京本くんに本当に恋したかのような気持ち…後遺症でプロローグ聞いたりいちごミルク飲んだりしてます。w (2020年7月31日 7時) (レス) id: 59109f0c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2020年5月9日 19時
