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「すごいなぁほんとに」
ギターのお手入れが終わったらしい大倉先生
「今日天気いいから、屋上いこか」
そう言った大倉先生、後をついて屋上へ向かう
ギィっと開くドア
「うわぁ、久しぶり」
「ゆーて12月やもん。寒いもんは寒いなぁ」
そこに広がるのは青空
写真に収めていたら、校庭から
「A〜！A！A！」
って叫ぶほっくんの声
「えええ！Aちゃん！おれ！おれ！」
って指差すめめ
たぶん部活終わりで帰るところっぽい2人
前もこんなことあったなぁって思いながら適当に手を振っておく
そして大倉先生のもとへいく
「ほれ」
そういってギターを渡されるから適当に弾く
「で、お前の進路は？」
「楽しく歌えるなら、それでいいです」
「歌手になるとかは、考えへんの？」
「いや、そんな甘いものじゃないじゃないですか。」
「まぁ、それはそうやな、過酷な世界やもん」
「わたし、学校の進路調査表に書いたら絶対怒られる、夢っていうか、今1番なりたい職業があるんですよ、まだ誰にも言ってない夢」
「お、なんや」
「先生なりたいです、大倉先生みたいな」
「なんや、照れるな」
「こっちも言うの恥ずかしいんですよ」
「ええんやない？先生、与田に向いてるかも」
「まぁでも、そんなこと言ったら呼び出しくらいますよわたし」
「そうやなぁ、お前の学校からしたら、お前が有名になって学校の名前広めたいもんなぁ」
「でも転校はもういやです」
「んー、難しいなぁ」
「だから、最低限度のオーディション受けて、普通に大学受けようかなって」
「大変やな、お前も。」
「、難しいですね、」
「まぁ、お前がこのまま歌手にならないのももったいない気がするけど、お前の気持ち次第やしな」
「…、実を言うとですね、声かけられたんですよ、前に」
「音楽系の？事務所てきな？」
「そうです、まぁ断ったんですけど、何回もかかってきます電話」
「それで、悪くないって思ったら自分もいると。」
「…、よく分かりますね。」
「そらそうやろ、きて欲しいって言われて、行きたくなる気持ちは誰にでもあるわ」
「わたし、どこまでもずるいんですよ」
「ずるくない、誰でもそうやって。まだ時間あるし、焦らず決め」
「そうですよね」
そう言ってギターを鳴らす
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のあ(プロフ) - 今日1話から一気読みしたのですが、読んでたら涙が出てきたり、笑ったりと様々な感情が芽生えてきました。続きがとても気になります！楽しみにしています (2020年5月9日 1時) (
レス) id: a08c7e270b (このIDを非表示/違反報告)
お茶 - 拗ねらせたの可愛すぎです/////続きが気になります！応援しています！！ (2020年5月8日 12時) (レス) id: 2cbcd94466 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - はじめまして！このお話が大好きで大好きで更新を楽しみにしています！素敵なお話をありがとうございます！お身体気をつけて頑張ってください(^^)！ (2020年5月8日 3時) (レス) id: 4f94625872 (このIDを非表示/違反報告)
PaSO(プロフ) - 更新ありがとうございます！2人の関係にもどかしさを感じつつ、青春って愛おしいなぁと思います。これからも頑張ってください！ (2020年5月7日 23時) (レス) id: 842be9d369 (このIDを非表示/違反報告)
pana(プロフ) - 更新されてたらこれが一日の楽しみです！心臓痛くなるくらいキュンキュンです！多分キュン死にって本当にありますね…。細かいこというと、ほく担なのでほっくんの位置にも萌えます(*´∀｀*)更新頑張ってください！！♪ (2020年5月7日 23時) (レス) id: 95aa70fac1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2020年4月29日 14時
