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「いつも周りにに流されてばっかで自分の意見いわねぇ奴だなって思ってたけど」
「あの時のお前の瞳みて分かったわ」
「言わねぇだけで色んなこと考えてんだなって」
「考え込む割に周りに相談しねぇから」
「1人で悩んでんだろ」
「あの時、これ以上踏み込んでくるなって思ってんだろうなって感じたけど」
「俺、踏み込むから」
「だから、言いたくなったら言ってこい」
「いつでも待ってるから」
そう言って切れた電話
しばらく携帯見つめて、ボーッとしてた
京本くんとかほっくんの優しさに触れるたびに、どんどん惨めになってく
あぁなにしてんだろな自分
構ってちゃんかよって
でもここまで来たら1人でオーディションやり遂げたいし
その優しさに目を背けてまた1人で抱え込む
「よし、朝ご飯」
もう遅いかなって思いながら食堂に行くと、1人の男の子が食べてた
セーフかなって思ってたら
「お寝坊さんなんだね」
って話しかけてくる
「うん、そうなの」
って言って、朝ごはんをとって、男の子とは違うテーブルで食べようとしたら
「こっち来てよ」
っていうからおそるおそる隣で食べる
「おれ、平野紫耀、ダンスしに来た」
「よろしくね、君は？」
「与田A、歌いに来た」
「歌なんだ、へ〜」
「おれはダンスだから、ダンサーとしてなら共演できるね」
って真っ直ぐな目で言うから、あ、平野くんはもう将来、一生踊っていくんだなって
わたしって、オーディション終わったらどうするんだろう
わたし将来ずっと歌い続けるのかな
って考えてたら
「Aちゃん、平野と一緒にタイムズスクエアいこ」
「あ、わたしも行きたいと思ってた」
「よし、おれ英語できないからよろしくね」
そう言って食器を片付ける平野くん
そのまま部屋に帰ると思ったら隣でわたしが食べてるのずっとみてくるから
「先帰ってていいよ、また後で合流しよ」
「いーよ、1人で食べるご飯よりも2人で食べたほうが楽しいでしょ」
って平野くん
「しかも連絡先知らないから合流できない」
「あ、そうか」
そう言ってわたしが食べ終わるのを待っててくれて、なんなら食器も片付けてくれた平野くん
ジェントルマン
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にゃんちゅ(プロフ) - 久しぶりに一作目から見たら消されたページ多すぎて(涙)大好きな作品なのに〜 (3月24日 19時) (
レス) @page50 id: b85d4cfa80 (このIDを非表示/違反報告)
meimei(プロフ) - 花男のイメージソングにもなっている大塚愛の『プラネタリウム』が脳内で流れてくるくらい、素敵なお話です！ (2020年4月29日 0時) (レス) id: a13d06126a (このIDを非表示/違反報告)
mmm1279(プロフ) - 久々に素敵な作品に出会えて感動しています。更新楽しみにしています。 (2020年4月28日 0時) (レス) id: 66f076b2ba (このIDを非表示/違反報告)
おい田中 - 何か､更新日時が変わってるのに131までしか見れないんです｡皆さんどこまで見てれますか？ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 5473afbb93 (このIDを非表示/違反報告)
(*´ ? `*)(プロフ) - 久しぶりに占ツクにハマりました、もうこの作品の虜です！応援してます！ (2020年4月27日 21時) (レス) id: 710bba1f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2020年4月25日 15時
