検索窓
今日:29 hit、昨日:4 hit、合計:28,459 hit

十話 ページ12

藍香SIDE

・・・・・・何だろう。

葵さんが怒っている気がする。

幼少期から極力感情を読みとろうとしていたせいか、そういう感情に機敏になってしまった。

藍香「あの・・・葵さん ひなた「ひなた」え?」

ひなた「ひなたって呼んで。弟のゆうたくんと混ざっちゃうでしょ?」

藍香「分かりました。ひなたさん」

ひなた「ひなた」

藍香「ひなたさん?」

ひなた「ひ〜な〜た」

藍香「ひなたさん、じゃ駄目なんですか?」

ひなた「呼び捨てが良い!」

藍香「ひなたくんで譲歩してください!」

ひなた「え〜良いじゃん!ひなたでお願いします!」

藍香「う・・・え・・・ひ、ひなた!?」

ひなた「なぁに?」

藍香「怒って、ますか?」

ひなた「怒ってないよ?」

藍香「そう、ですか・・・勘違いだったみたいです。変なこと言って済みません。ひなた」

ひなた「ううん、別にいいよ〜」

ちゃんと呼べたからかひなたは満面の笑み。

怒ってないと分かったからか安堵している自分に戸惑う。

ひなた「そろそろ予鈴なるし教室に戻ろう?」

藍香「そうですね!」

同年代と久しぶりに話したから、かな・・・。

嫌われたいと思ってもやっぱり心のどこかで仲良くしたいと思ってるのかな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・警戒心、無いから死にそうになったんでしょ?・・・・・・・・・・・・・・・

そう、だよね。

私は嫌われないといけないんだ。

そのために燐音さんに教えてもらったんだ。

よし、頑張ろう!


ひなた(ほかの男としゃべるな、なんて流石に言えないよね・・・)



十一話→←九話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , ヤンデレ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エル | 作成日時:2022年9月29日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。