今日は恋が降るでしょう (ページ7)

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学校に着き、自販機でいちごミルクを買ってリュックのポケットに差し込む

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勇気を持って彼のいる2年生の校舎に入る

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最近までいた校舎なのに凄く懐かしく感じた

私はできるだけ他学年の校舎に入りたくない人種だから川西くんが廊下に近い1組なのはありがたかった

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教室の前に来たものの、彼の顔分からないし、誰かに声かけるのもなんか怖くておどおどしてたら

？「誰かに用ですか？」

と、後ろから声をかけられた

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そこには前髪を真ん中で分けた綺麗な顔立ちの子がいた

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『えっ、？あぁ』

『あの、、川西拓実くんっていますか？』

そう聞くと彼は少し驚いた顔をして私の手元に目線を移した

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？「もしかして、傘返しに来てくれたんすか？！」

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え、、まてよ、

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もしかしてこの子が川西くん？！？！

まさか川西くん本人だなんて思わなくて動揺して言いたい言葉が出てこない

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拓「あ、あのぉ」

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私が固まっていると顔を覗き込んできた彼

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ちょっと近くないか？

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『はっっっ、、！』

『そう！傘！返しに、来まっした、、、』

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やっと出た言葉も全然上手く話せない

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拓「ふふっ笑」

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やばい、笑われた、

恥ずかしい、、、

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拓「わざわざありがとうございます」

『いやいやいや、！こちらこそ貸してくれてほんとにありがとう！！！めっっっちゃ助かりました！』

拓「それはよかった笑」

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そう言ってはにかむ笑顔が眩しい、眩しすぎる

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『あっそうだ！』

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リュックのポケットに差し込んでたいちごミルクを手に取って傘と一緒に渡す

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『好きな物分からなかったからこれ私のオススメです』

『じゃあ！！』

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彼から逃げるようにしてその場を去る