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ダイスケさんがヒカルさん？に連絡をしてから数分。
空から金色に輝く船が降りてきた。
...え...えぇぇぇぇ？！
「な、何あれ！｣
赤「リリオ王国の船だよ。あそこに俺の恩人達が乗ってるんだ。｣
「恩人達...？｣
...！もしかして、お父様に追い出されたあの日にリョウタの身に何かあった...？
その恩人なのかも...。
？「リョウタ！ごめん、遅くなって。｣
赤「大丈夫だよ、ヒカル。｣
？「さぁさぁ乗って！早くしないと、入口の方の兵士達み〜んなこっち来るよぉ？｣
緑「それは大変！急ごう！｣
この船は正面玄関から来たのか...。
割と目立つし、俺がこの家から出てたら大騒ぎになるよな。
まぁ家がどうなろうが俺には関係ないけど。
父「っ、ショウタ！！｣
「！...お父様...。｣
眠っているはずのお父様が、数十人の兵士と共に裏口に来ていた。
くそっ...せっかくリョウタと会えたのに、邪魔するつもりかよ...！
父「リョウタ！！貴様自分の立場がわかっているのか？！｣
赤「...えぇ、存じ上げております、旦那様。...いや、暴君な女好き。｣
父「なっ！なんて言葉遣いだ！！ショウタ、戻ってこい！｣
リョウタが滅多に発しない暴言に少しビビっているお父様。
なんだ、結構ビビりじゃないか。
それで、俺には戻ってこいとか言ってるけどさ、答えなんて一つしかないでしょ。
「...戻るもんかバ〜カ！俺はてめぇの人形じゃねぇんだよ！｣
父「なっ...！｣
...こんな暴言、はじめてお父様に吐いた。
いや、もうお父様って呼ばなくてもいいか。
こいつとは一生関わらないんだし。
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作者名：名のない納棺師 | 作成日時：2021年5月24日 19時
