19 ページ21
赤「どうするかはこれから決めるんだけど、2つと候補があるんだ。ダイスケ。｣
桃「は〜い！｣
と、いつの間にかいたダイスケさんが2枚の紙を持ってきた。
桃「1つ目はぁ、武力で！そのままショウタの元家に行って、ウチが誇る兵士たちの武力で落とすの！｣
紫「俺は賛成しないけどねぇ。わら｣
「こんなことしたら、リョウタの評判ガタ落ちだよ。｣
赤「俺の事考えてくれるの？ふふ、嬉しい。ショウタが言ってるし、これはやめておこうか。｣
こんなに優しいリョウタに、悪評がついてほしくない。
今回の件で、あいつが変に言いふらしてしまったら悪評がついてしまうけど...。
赤「じゃあもう1つは、他の国にショウタがそこで受けた仕打ち、そして我々を追い出したことを言うんだ。そうしたら社会的にも立場を追われる。｣
「それって...大丈夫なの？｣
黄「心配いらないよ。さっきリョウヘイが言った通り、リリオ王国は世界各国で注目されていて、人気の国になっているんだ。信頼してくれるよ。｣
「そっか...。｣
俺が知らない間に、リョウタは本当に偉大になったんだ。
それに、昔より何倍もかっこいい。
リリオ王国を侮辱したからと言うより、俺を苦しめたから潰すと思ってくれてる。
...でも、そんな貴族出身の俺は他の国の人から信頼されるのだろうか...。
赤「...心配しないで。大きな兵力を持っている国とリリオ王国は、友好関係にあるんだ。｣
「！そう...なの？｣
赤「あぁ。だから必ず信じてくれる。｣
「...リョウタがそういうなら...。｣
少し怖かったけど、リョウタが言うなら間違いない。
俺が同意をしたことにより、2つ目の案が採用された。
決行は一週間後、ちょうどあいつの誕生日だから、プレゼントとして公表するらしい。
あいつにとって、最高の誕生日プレゼントになるな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 396人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：名のない納棺師 | 作成日時：2021年5月24日 19時
