ナイモノネダリ (ページ13)

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紫「んじゃ、ダテさんにお披露目しますかぁ！ショウタ様、こっちだよ。｣

「...あのさ、ショウタ様って呼ぶのやめてくれない？俺、主従関係が嫌いだから。｣

これはリョウタにも言ったこと。

俺にとって、最初で最後のご主人様命令だった。

タツヤさんはずっと“ショウタ様”って呼んでいたから、やめてほしくて。

紫「...ふふ、ごめん。一応礼儀として呼んでたけど、ショウタのご機嫌を損ねちゃったね。｣

「俺のワガママだから謝らなくていいよ。｣

紫「ありがとう。さ、コウジとレンも甲板に行こ。｣

橙「おん！ダテと話したいことた〜っくさんあるんや！｣

「...ってえ？！でっか！！｣

ふと振り返ると、コウジさんとレンさんが人間になっていた。

2人とも俺より大きいし、レンさんなんて絶対180cm超えてる。

そういえばフェアリーは人間の姿にもなれるんだっけ...。

自分がフェアリーだってバレないように、人間に変身して人間界に潜んでいるって本に書いてたあった。

でも急に小さい姿から大きくなるのはマジビビる...。

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紫「ショウタ登場〜！｣

「っ///りょた...///｣

赤「...うん、すごく似合ってる。可愛いよショウタ。｣

甲板に向かうと、すごく綺麗な1人用のソファーにリョウタが座っていた。

うぅ...すごくサマになってるしかっこいい...///

脚を組んで優雅に紅茶を飲んでいて...///

あぁやばい、さらに惚れちゃう...///