五十六話 ページ8
雨宮side
雨「もういいの？
こっからが面白いのに。」
安「此の調子だと訴えられかねないので。」
そう言うものなのか。
オ「いやぁ鳥肌たったよ！！
この事は他の人には内密にしてくれないかな？」
雨「わかっています。」
安「後一つ、話さなければならない事があるのですが。」
根「構わないさ！！
続けてくれ！」
ネズミ校長はそう言った。
安「ありがとうございます。
我々、異能力者は発動系個性が聞きません。
なので簡潔に言えば、リカバリーガールさんの治癒が受けられない、相澤先生の抹消が効かないのです。
此は便利なのですが、敵と戦う分にはと言うだけでデメリットの方が多い。
彼女は私たち異能力者の中でも特に危険な特一級異能力者に指定されています。
先程の話にもあったように、異能力の暴走で48人此までに亡くなっている。
事故とは言え、特務課では目を背けることは不可能で特一級異能力者となったのですが。
そのため、特務課には彼女が規定を違反した場合殺しの許可が出ています。
もしも、彼女の異能力が暴走し、
少しでも危険と判断した場合は、此で撃ってください。」
其処には異能力者に撃つと其の異能力者は異能を使えなくなる特別製の銃。
安「特別製の麻酔銃です。
下手な場所に打たない限りは死にません。」
根「一つ聞いていいかい？」
ネズミ校長が深刻そうな顔をしている。
でも。
此は規定だ。
私が此の能力に生れた性だ。
此の監視生活も十年続けば案外慣れるものだ。
安「どうぞ。」
安吾くんだって木之下さんとは仲良くやっていた。
彼を殺したくはなかっただろう。
根「若し、生徒を守るためだとして、其の異能力を使わざるを得ない状況で使ってしまっても
殺されるのかい？」
当たり前だ。
其が規定。
どうしてもの時はない。
安「其の時、特務課に連絡を入れ前もって言えば免れられます。
しかし、言わなかった場合はどんな理由であろうと。
『処分』
されます。
此は、どうしようもありません。」
雨「まぁ、異能なしでも上手く出来るように鍛えられてるんで大丈夫ですよ。
其に、此の規定案外緩いんで。
一言言えば大抵大丈夫です。」
明るく言っても暗い空気はぬぐえなかった。
私が死んでも何も変わらないだろうに。
どうしたんだろう。
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ゆい(プロフ) - ありがとうございます！ (2019年4月4日 20時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
みさき - とても面白い作品ですが、97話ではなく95話になってますよ (2019年4月4日 19時) (レス) id: 2b00ce2615 (このIDを非表示/違反報告)
厘 - 今見て気付いたンですが殿堂入りおめでとうございます！私より作者様の方が神様なんじゃ…？これからもこの素晴らしい作品を読ませて頂きますね！頑張ってください！ (2019年4月2日 21時) (レス) id: d2eb824a47 (このIDを非表示/違反報告)
梶井さんが好きな岩野泡鳴(プロフ) - 絶対切島くん顔ぱぁぁぁってさせるよね、犬だよね、もう犬だよね (2019年4月2日 20時) (レス) id: 6343f47515 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 応援、ありがとうございます！こんな駄作者の心配なんぞしてくださって………神様ですか！？本当にありがとうございます！此からも、何卒、よろしくお願いします！ (2019年4月1日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年3月23日 14時
