#16 ページ16
side.少女
電車に飛び乗って行く宛ても特に考えておらず、適当な駅で降りようと考えた
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『……？』
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お尻を、触られている…
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これが俗に言う痴漢、と言うやつか…
どうしよ、ここで投げ飛ばすには少し広さがないと
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そんな事を悶々と考えていれば段々とエスカレートしていく痴漢
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うっわ、きっも…よく大人になってこんな事やれるな…
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流石に気持ち悪くなってきて顔を歪めた
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どーしよ…
やっぱり投げるか…
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投げるしか手段は無いと判断したその時、また新しい人の気配がした
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??｢なぁ、おっさん。その子に何してはったん？｣
男｢な、何言ってんだよ…何もしてねぇし…｣
??｢あらぁ、そうやってシラケるんやぁ？罪重くなるんにねぇ？｣
男｢な、なんだと…？！……あｯ、｣
??｢あ、ボロが出たねぇ？それじゃ、次の駅で一緒に降りて貰おか？｣
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後ろをちらりと見やれば40代くらいのおじさんと、髪の毛を所々くるくるとさせた茶髪に糸目の男の人がニコニコと笑っていた
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はぇー…凄…
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なんてアホみたいな事を脳内で再生していれば不意に話しかけられる
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??｢お嬢ちゃん、大丈夫やった？｣
『あ、はい…大丈夫です…』
??｢それなら良かっためう！｣
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めう…？
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謎の可愛らしい語尾をつけて喋る男の人に困惑を隠しつつ頭を下げた
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アナウンス«次は〇〇〜次は〇〇〜お出口は、左側です»
次の駅のアナウンスが流れれば多少なりの降りる準備をする
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すると、視界の端で捉えたのは、ソワソワし出す痴漢したおっさん
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もしや……そう思えば予感は的中する
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男｢ふんｯ…！逃げれば勝ちなんだよ…！｣
あーあ…やると思ったわ…
さて、最近遊び足りてなかったから、遊びますか
.
私はニヤリと笑って走り出した
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しぐれ(プロフ) - 白狐さんこんばんは！今日この小説を初めて読ませていただきました！←何様だよ((( もう、あれですね。ものすごく好きです。どタイプです…！！他の作品もちょっとずつ読んでいきます！！これからも頑張ってください！！あ、でも、無理はしないでくださいね！！ (2020年7月30日 21時) (
レス) id: f0eebbb972 (このIDを非表示/違反報告)
おつ2 - 夢主よ、妹と母がくっついてたら密だ！ (2020年7月28日 9時) (レス) id: b32bfe3549 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 応援してます頑張ってください！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 806f0ec526 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - たのしそう,,,,,,,,, (2020年7月27日 20時) (レス) id: 806f0ec526 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - やぎーぬさん» 復讐のできるコロナで安全に吹き出しました。多分私も末期ですね(？)コロナは復讐出来ますよ(ﾆｯｺﾘ) (2020年7月23日 22時) (レス) id: 3a2a306946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐 | 作成日時：2020年7月11日 14時
