49話 ページ5
3人の着替えと片付けを体育館の端の方で待つついでに、メールの返信をする。
『来週の土曜…いや、平日にするか?いや、いつでもいいから、おまかせにしちゃおう…』
黄瀬「おまたせっス」
『うわ、びっくりした。おかえり』
黄瀬「そんなにびっくりしてないっスよね!?」
『いやいや、めっちゃびっくりした』
笠松「何してたんだ?」
『えっと…お仕事の依頼が来たので、それの返信を…』
黄瀬「それって元の世界の?」
『うん。平日の日中とかになったら学校サボるけど、1日抜けたくらいでどうこうなる訳じゃないからいいかなって』
笠松「そんなの許されてるのか」
『私の事情知ってるからやれるだけですよ。…と、返信出来たので行きましょうか』
黄瀬「机狭いっスけどいいっスか?」
『今日のメインは涼くんだから笠松さんと森山さんはおまけ』
黄瀬「り、了解っス。じゃあこっちっス!」
そう促され、トコトコと後ろをついて行く。
黄瀬「少し散らかってるっスけど…」
『おじゃましまーす…って、めちゃくちゃ綺麗じゃん!お前掃除出来たのか!』
黄瀬「オレどんな風に思われてるんスか…」
『いや、まぁ、デルモやってるし、綺麗かなとは思っていたけど、ここまでスッキリしているのは意外だなぁと…』
黄瀬「ほとんど実家の部屋にあるっスから、そういう風に見えるだけっス」
『でも、パソコンはあるんだね』
黄瀬「これは編集と通話用っス。東京の家にはゲーミングあるっス」
『なにそれめっちゃ気になる』
黄瀬「今度もしオレの家で撮影ある時呼ぶっスよ?」
『是非、それは何としてでも予定空けます(キリッ』
笠松「森山、オレらいらねぇみてぇだし帰るか」
『いやいやいやいや、森山さんは別におまけだけど、笠松さんはダメです』
森山「(ガーン) オレはおまけだったのか…」
『あ、え、えと…BからAにさせます!!』
黄瀬「???あ、飲み物お茶でいいっスか?」
『おねがいしゃーす』
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作者名:怜花 | 作成日時:2020年10月13日 2時