episode 23 ページ24
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海斗「おい、A。」
『！……海斗。』
音を教室まで送りサロンへと向かう途中、背後から名前を呼ばれる。
振り返ると、海斗が腕を組んで立っていた。
見るからに御立腹な様子で、そして、心当たりはもちろんある。
『お怒りのご様子ですね……？』
海斗「ああ、その通りだ。心当たりはあるよな？」
『…さっき、動くなって言われたのに動いたこと、です…よね…。』
海斗「よく分かってるじゃないか。」
いやに柔らかい物腰なのがまた怖い。
海斗「どうして立ち向かっていったんだ？あれほど行く
なと言っただろう。」
『それは……、』
海斗「あのとき、晴が幸運にもあの男たちを倒せかたか
ら良かったものの、そうじゃなかったらお前はどう
なっていたと思う。」
「連れ去られて暴力を振るわれる。お前の家柄を知
られたら身代金を要求されたかもしれない。」
「最悪、殺されていたかもしれないんだぞ！」
『大げさだよ、海斗…！』
海斗「大げさなんかじゃない！」
「頼むから無茶をするな…！」
「お前に何かあったら、俺は、俺は……！」
海斗が私の両肩に手をおいて声を押し殺すみたいに私に言った。
その手は震えていて、海斗の顔はうつむいていて見えなかったけれど、銀縁メガネのかかった耳は真っ赤に染まっていた。
ほんとに心配かけちゃったんだな…。
『ごめんなさい、無茶して。もうしないから…。』
海斗「……絶対だぞ。」
『…うん、絶対。』
海斗の頭を撫でて、心からの気持ちを込めて伝えると海斗も納得してくれたみたいで顔をあげてくれた。
目は赤くなって、潤んでいたのが余計に申し訳なくて。
絶対、無茶はしないようにしようって。
海斗「ほら、早く行くぞ。」
『うん。』
何事もなかったかのように歩き出す海斗を見てほっとする。
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小春 - とても面白いです！海斗が好きなので海斗落ちというのが楽しみです！更新待ってます！！！ (2018年11月2日 22時) (
レス) id: 03ecfa6884 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - こんばんは！！とっても面白くて大好きです！出来れば天馬君オチがいいな…なんて笑更新楽しみに待ってます！ (2018年10月28日 22時) (レス) id: 1cf252bae5 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 教えてくれてありがとうございます。 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年9月15日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
*YUA*RAM*(プロフ) - ひかりさん» お話を読んでたくさんのご指摘をありがとうございます。誤字が多くてすみません。すぐに訂正をしますね。また、｢｣の名前が無いのは同じ人物の台詞が連続するときに省略をしているからです。分かりにくくてすみません。 (2018年9月14日 19時) (レス) id: 2812de563b (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - 沢山の直しを言ってしまいすみません(._.) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年9月12日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*YUA*RAM* | 作成日時：2018年6月24日 5時
