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いきなり話しかけられて彼女はとても驚いていたようだった。
透き通った肌に今にも折れてしまうんじゃないかと思うくらいの細い手足。
そんな彼女に僕はこの時点で惹かれていたんだ。
『じ、実は彼氏に振られちゃいました。』
あはは。と言って苦笑いする君。
『あ、声掛けたのにそんな事かと思いますよね！
すみません！』
なんて、辛いくせに人の心配ばっかりする。
彼女は僕よりも強くてかっこいい人間だった。
｢そんなことないよ。家は？送ってくよ。｣
『いや！初めて会った人にそんなこと！申し訳ないです！』
｢こんな時間に女の子1人で歩かせられないでしょ？ほら送るから家教えて？｣
彼女は照れくさそうにありがとうございますと呟き道を教えてくれた。
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作者名：らら | 作成日時：2019年6月23日 1時
