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五十六話 ページ7

禰豆子は花を少し取るそれからAの頭を突っついた。

降ろして欲しいのかな?

Aは禰豆子を優しく下ろした。すると、禰豆子はAの羽織の袖を引っ張る。

「どうしたの?」

Aはしゃがんで禰豆子の目線に合わせる。禰豆子はAの髪の結び目に百日紅の花を

挿した。禰豆子は満足そうな顔をした。

「ありがとう。大事にする。」

Aはそっと百日紅の花に触れる。

「A、か、かわいいね!」

禰豆子可愛いも言えるんだ。

「禰豆子も可愛いよ。」

Aはそう言って近くにあったたんぽぽを一本取って禰豆子の髪につけた。

「た、たんぽぽ!」

禰豆子は花を触った後に善逸を指差した。それにAはブフッと吹き出す。

「そ、それは……それは笑っちゃう。」

禰豆子は笑いながら屋敷へと歩き始める。

二人は屋敷の中に戻ってみんながいる部屋へ入る。

「たんぽぽ!」

「あ、禰豆子!似合ってるぞ。」

炭治郎が禰豆子の頭を撫でながら言う。それから禰豆子は善逸の髪の毛を触った。

「ね、禰豆子ちゃん?!」

「たんぽぽ!おそ、ろいだねえ!」

禰豆子は嬉しそうに言う。それに善逸以外のみんなが笑いを堪えた。

「ああああ!もう俺たんぽぽになるよ!たんぽぽに改名してくるよおおおお!」

善逸は嬉しそうに床に転げ回る。

「あ、傷付かないんだね。」

「可愛いから許しちゃう!」

善逸はグッドサインをAに出しながら言った。

「禰豆子ならなんでも許せちゃうよね。あ、禰豆子お風呂に入れて来ようか?」

Aは炭治郎に聞く。

「入れてきてくれるのか?ありがとう!」

「今日はAから目を離せないから私も行く。」

ご飯を食べ終えたカナヲが立ち上がる。

「それじゃあ皆さんもお風呂入ってきて下さい。A、傷口はあまりぬさないようにね。」

アオイはそう言って後片付けを始めた。



Aは自分と禰豆子の体を洗い終えてお湯に浸かる。その後すぐにカナヲが入ってきた。

「A、痛くない?」

「全然。」

二人が話し始めると禰豆子はお湯の中を泳ぎ始めた。

「ならいいの。」

カナヲは向かい側にいるAの胸にふと目がいく。自分も普通にはあると思うがAは

明らかに胸の大きさが大きい。前より大きくなってる気がする。

「前より大きくなってないよ。」

「え、なってないの?」

あ、私今Aに心の中読まれた。

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さな(プロフ) - どんさん» ありがとうございまーす! (2020年3月20日 21時) (レス) id: 0b0eb48310 (このIDを非表示/違反報告)
どん(プロフ) - 桜奈さん、泣きながら最後まで読ませて頂きました…!!本当に原作でもそうですが涙無しでは見れませんね…。鬼滅学園のお話楽しみにしています! (2020年3月20日 20時) (レス) id: 85f455c3e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜奈 | 作成日時:2020年3月16日 17時

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