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ピンチ ページ17
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「Aちゃんっ」
放課後、廉と二人で旧校舎に向かっている時
後ろから誰かに名前を呼ばれて振り返るとそこにいたのは顕嵐くんだった
「顕嵐くん、どうしたの？」
まさか旧校舎で誰かに会うと思ってなくて少し驚いた
顕「何処行くの？」
「えっ………と…」
秘密の部屋…とはまさか言えないし
返事に困っていると廉がすかさず口を開いた
廉「何処でもええやろ、お前に関係あらへんし」
顕「……俺はAちゃんに聞いてるんだけど」
少しムッとした顕嵐くん
この前も廉がこんな態度だったからきっと怒ってるよね
「あの……ちょっとね、用事……なの」
顕「用事？旧校舎に？」
「……うん」
顕「なんかあるの？ここ」
「え…？……何も…」
廉「だからーっお前には関係ないって…」
二人とも全然上手く誤魔化せなくて、顕嵐くんにますます怪しい目を向けられる
どうしよう、と思っていた時
紫「何してんの、そこ」
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作者名：たかりな | 作成日時：2017年3月12日 21時
