58. 生命の危機 ページ17
Aside
私も部屋に入り、床に座る。
A『はは、なんの話してたんだよ?丸聞こえだったぞ』
もちろん嘘だが、反応を見たい。
銀時「え、」
桂「丸聞こえって、…全てか…?」
A『あぁ』
高杉「…忘れろ」
忘れろ?
A『そんなに聞かれたくない内容だったのかよ。安心しろ、嘘だ』
高杉「……」
高杉よ、無言の圧力はやめてくれ。殺気がすごいぞ。
A『ま、飲んで落ち着こうじゃねーか。ほら。』
酒の瓶を手に取る。
銀時「じゃ、一杯頼む…」
A『ほら。』(コポコポ)
銀時「ん。」(ゴクッ)
桂「俺にも、頼む」
A『はいよ。』(コポコポ…)
つーか、うまいなこの酒。お登勢さんとこからもらってきて良かった。
A『また飲もうな、いつか。』
銀時「んなもんいいに決まってんだろ。」
高杉「いつでも相手してやらァ…」
A『…感謝する。』
辰馬「A!つまみをくれんか!」
A『ちょっと、待て…』
奥に置いていたつまみの袋を取ろうとして、手を伸ばしたとき。
銀時「…はい、ひっかかった〜。」
(グイッ)
A『なっ…!』
私はどさっと音を立てて、背中から4人の輪の中に倒れこんでしまった。
A『な、なにする気だ…!』
高杉「俺達ゃ酒になんざ酔っちゃいねぇ…」
いや、それは確実に嘘である。
桂「お前に酔っているんだ、A」
銀時「ヅラは黙ってろ」
銀時「ヅラじゃない桂だっ!」
キザなセリフを言った桂だったが、銀時によりそのセリフは無効化となる。
A『…私もお前達に酔ってる、って言ったら?』
高杉「お前達に、じゃねェ。」
辰馬「誰か1人に酔っててほしいんじゃき。」
桂「A、お前に好いている奴はいないのか?」
銀時「答えねぇと…な?」
4人の目が、獣のようにギラリと光る。
桜川A、久々に命の危機を感じました。
A『…私は』
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ゆる - えー終わりなんですか!?続きが読みたかったです… (2020年7月1日 18時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 零さん» 愛しの神楽ちゃん!!たんオメですよ〜〜!ありがとう更新頑張る!! (2019年11月4日 20時) (レス) id: c5442b8ee9 (このIDを非表示/違反報告)
零 - うぇぇグラさん可愛ぃぃんー更新お疲れ!忙しそうやけどガンバ! (2019年11月3日 19時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
零 - おめでとうございます! (2019年10月11日 7時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 零さん» 返信遅れてごめん!結局ぼっちにするw (2019年10月5日 19時) (レス) id: c5442b8ee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ramu24 | 作成日時:2019年2月28日 19時