＊ジェンダーリビールケーキ【ドラコ】 ページ10
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＊結婚してます。
わたしの名前はA・マルフォイだ。1年前にマルフォイ家と結婚した。もちろん私は純血の魔女だし、純血主義なので寮もドラコと同じスリザリンだ。
本棚にある料理本を探していると、懐かしい本を発見した。アルバムをパラパラとめくると、若い頃の私が今の私に向かって手を振っていた。ホグワーツに通っていた頃が懐かしい。思わず笑みを浮かべていると、最後のページで学生だった私とドラコが初々しい雰囲気で手を繋いでいた。
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目的のお菓子を作り終えた私は、お腹を撫でながらソファに深く座った。時刻はまもなく15時30分。今日は仕事が少ないから、早く帰ってくると言っていた。何度も壁の振り子時計を見ていると、玄関が施錠する音が聞こえた。
ゆっくりと立ち上がり、玄関へと足を動かす。
「おかえりなさい、ドラコ」
ドラ「ただいま、A。体調は大丈夫か？」
「ええ、今日はつわりが軽いみたい」
お互い微笑み、チュッと触れるだけのキスをした。ドラコは私を優しく抱きしめると、私のお腹を愛おしそうに撫でた。
私のお腹の中には赤ちゃんがいる。やっと安定期に入り、つわりも落ち着いてきた。私はドラコを椅子に座るようにお願いすると、キッチンに向かって杖を振った。
「今日は特別な日なの！」
ドラ「何か記念日だったか？」
ドラコはネクタイを緩めながら、急いで壁のカレンダーを見た。私はクスクスと笑いながら、もう一度杖を振った。
「これから記念日になるの。ケーキを作ったんだ」
ドラ「ケーキ？」
「そう、でもただのケーキじゃないの。ジェンダーリビールケーキ！初めて作ったからちょっとぶきっちょだけど…味は保証するわ！」
ジェンダーリビールケーキとは簡単に説明すると、お腹の中の赤ちゃんの性別を発表するお祝いケーキだ。
中身を切ってブルーベリーなら男の子、イチゴなら女の子。そしてクッキーのプレートにはboy？girl？と書いた。キッチンからケーキがふわふわと浮かび、その後ろでティーポットやティーカップ、フォークなどが行進して、テーブルの上に着地した。
ぽかんとした表情のドラコにケーキナイフを渡すと、パチパチと瞬きをして私とお腹を交互に見た。
ドラ「性別が分かったのか！？」
「うん、今日病院で分かったのよ。ほら、切ってみて」
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不思議の国のきゃさりん(プロフ) - るあさん» コメントありがとうございます。推しが似てて嬉しいです☺︎ 落ち着いたらリクエスト募集する予定ですので、もし推しのこんな話が読みたいと思ったら気軽にリクエストしてくれたら嬉しいです。 (8月4日 12時) (
レス) id: ebe400c457 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - え、、（泣）めっちゃ好き、、。主様と好み同じなのか、推ししかでて来なくて嬉しい。 (7月24日 17時) (レス) @page16 id: 1f62dc7167 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2023年1月4日 20時
