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マクゴナガル先生にカンカンに怒られて、グリフィンドールの点数を40点も減点されたのに、双子は懲りずに毎日私に悪戯を仕掛けてきた。
私が何かしたのだろうか…いや、心当たりは全くない。私は普通のレイブンクロー生だ。勉強も運動も中の中だ。教科書を開きながら、双子の事を考えていると頭が痛くなった。
次の授業は…はぁ、マグル学だ。マグル学は嫌いじゃないけど、あの双子と同じ教室で授業を受けなければならない。
しかも何故か双子は私の両隣で授業を受ける。憂鬱だ、教室に行きたくない。少し考えてから私は回れ右をして、教室とは反対方向に足を動かした。深呼吸してから医務室のドアを開け、マダム・ポンフリーに頭が痛い事を伝えると、ベットに寝かせてくれた。
…初めて授業をサボってしまった。罪悪感で心がいっぱいになったが、あの双子と顔を合わせなくていいと思えば少しは楽になった。全く眠くなかったが両目を瞑り、寝ているフリをした。
しばらくしてマダム・ポンフリーが医務室を出て行った。ゆっくりと瞼を開けると同時に、医務室のドアが開いて人が入ってきた。足音からしておそらく1人、上体を少し起こして見るとそこには双子の片割れがいた。心配そうに眉を八の字にして、私を見ている。
フレッドかジョージか分からないが、そんなことはどうでもよかった。下唇をぎゅっと噛むと、双子の片割れが口を開いた。
？「A、大丈夫？先生から聞いたけど、頭が痛いんだって？」
「…っといて」
？「え？」
「ほっといて！何しにここに来たの！？私が嫌いなのは知ってるけど、何も医務室まで悪戯しにこなくたっていいじゃない！！」
私は今まで我慢していた怒りが爆発し、涙を流しながら枕を思いっきり赤毛に向かって投げ飛ばした。双子の片割れはびっくりして枕を避けるとぱちぱちと瞬きを繰り返して慌てて私のそばに駆け寄ってきた。
？「誰がAのこと嫌いだって！？」
「貴方のことよ、ウィーズリー！今、どっちのウィーズリーか知らないけど、私のこと嫌いなんでしょ！私だって貴方のことなんて嫌いよ！」
？「ま、待って落ち着いて…僕はジョージ・ウィーズリーだよ。双子の弟の方。僕はその…君のこと嫌いじゃなくてむしろ…その、好きなんだけど」
へ？と自分でもびっくりするぐらい情けない声が出た。言っている意味がわからない。
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不思議の国のきゃさりん(プロフ) - るあさん» コメントありがとうございます。推しが似てて嬉しいです☺︎ 落ち着いたらリクエスト募集する予定ですので、もし推しのこんな話が読みたいと思ったら気軽にリクエストしてくれたら嬉しいです。 (8月4日 12時) (
レス) id: ebe400c457 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - え、、（泣）めっちゃ好き、、。主様と好み同じなのか、推ししかでて来なくて嬉しい。 (7月24日 17時) (レス) @page16 id: 1f62dc7167 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2023年1月4日 20時
