＊好きな子には悪戯を【ジョージ】 ページ2
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＊夢主ちゃん、ジョージは４年生です。
＊寮はレイブンクローです。
朝食を食べ終わった私は授業を受けるために、立ち上がった。魔法薬学の教科書とノートをしっかりと手に持ち、大広間を後にしようとすると、２つの赤毛が私の前に立ち塞がった。
そっくりの２つの顔は、同時にニヤリと笑うと私を見下ろした。ホグワーツに通っている生徒なら、目の前にいる男の子達の存在を知らない人はいないだろう。なぜなら2人はとにかく目立つ。もちろん悪い意味で。とにかく悪戯好きで、先生たちも手を焼いている。私は寮が違うけど、同じ学年だ。
何故か選択学科がほぼ被っていて、一緒に授業を受けることが多い。理由は分からないが、最近やたらこの2人に話かけられることが多かった。
「…何か用？」
フレ「Aにこれ渡そうと思って」
ジョ「はい、どうぞ」
2人は同時に小箱を差し出した。赤毛と同じ色の箱で、青色のリボンが付いている。今日は私の誕生日ではない。いや、誕生日だとしてもこの2人からプレゼントを貰うことは絶対にない。
目を細めて2人を交互に見ると、片方は肩をすくめて、もう片方はワクワクした目で私を見つめた。
フレジョ「「早く受け取れよ！！」」
大広間にいる生徒の視線が私の背中に刺さる。面白そうにヒソヒソと会話する声も聞こえてきて、目立ちたくない私は一刻も早くこの場から離れたいと思った。
考えることをやめ、とりあえず小箱を受け取った。すぐに開けるように催促されたので、おそるおそるリボンを解いた。するとパンっと破裂音が響いて、小箱が粉々になった。手のひらにはオルゴールが乗っていて、ホグワーツの校歌が爆音で流れ始めた。その音はひどく音痴で、耳がキンキンと痛んだ。
様子を伺っていた生徒は大爆笑で、双子と私を見ていた。双子は悪戯が成功したと、笑いながらハイタッチをした。最悪な状況だ。誰でもいいから助けてと願いながら両目を瞑ると、騒ぎを聞きつけたマクゴナガル先生が私のオルゴールを魔法で歌が上手な鳥に変えてくれた。
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不思議の国のきゃさりん(プロフ) - るあさん» コメントありがとうございます。推しが似てて嬉しいです☺︎ 落ち着いたらリクエスト募集する予定ですので、もし推しのこんな話が読みたいと思ったら気軽にリクエストしてくれたら嬉しいです。 (8月4日 12時) (
レス) id: ebe400c457 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - え、、（泣）めっちゃ好き、、。主様と好み同じなのか、推ししかでて来なくて嬉しい。 (7月24日 17時) (レス) @page16 id: 1f62dc7167 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2023年1月4日 20時
