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△８３「小さな嘘」 ページ42
△８３
次の日………
私は昨日と同じように、トイレへと向かった。
すると、後ろから聞き覚えのある声が………
『昨日の子………だよね？』
そこにいたのは柊木 瞬だった。
「あっ、はい……」
ここは何とかしてでも早めに切り上げないと………
そう思った時だった。
『今日の放課後、視聴覚室に来て欲しい！』
彼はそれだけ言い残して、友だちのいる方へと走っていく。
他の男子とは関わるなって真澄くんと約束したばかりだし、やっぱり柊木くんのお願いには答えられない………
·
真澄「A帰ろ。」
「ごめん！先生に用事があるから、先に帰ってて！」
あれ？
何してんの………？
行かないんじゃなかったの！？
そっか。
人を呼び出して話すには、それ相応の勇気が必要なこと、それはとても緊張するということ。
それを知っているから……
「し、失礼します……」
·
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作者名：きゃらめるみるく | 作成日時：2017年4月10日 1時
